野良犬たち(ストレイ・ドッグス)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/04 04:31 UTC 版)
「ディエンビエンフー (漫画)」の記事における「野良犬たち(ストレイ・ドッグス)」の解説
ティム曰く、「はみ出し者の集団グリーン・ベレーから更にはみ出した者たち」。ティムの部下。 リトル 「静かなるネイティブ・アメリカン」。物静かなインディアンの男性。長身。未熟児として生まれ、そこから「リトル」とつけられる。アリゾナ州ネイティブ・アメリカン保留地の生まれ。 自分を「誇り高い戦士」と称し、母親が止めるのを振り切る形で1964年に保留地を後にする。「戦士として死ねるから、ベトナムはいい」とも発言していたが、本来はとても小心者で死ぬことに怯えていた。瞑想によって未来のビジョンを見る事が出来、作中ではインソムニアの死の瞬間やヒカルと「お姫さま」が一緒にいるビジョンを見ていた。 「お姫さま」に自ら挑みかかるが、指・耳・腹を切られ、「死」の怖さに逃げ出し、罠にかかり爆弾によって死亡した。 ダンニャワード 「神秘のヨガ・マスター」。手足がかなり長い。インド人のような風貌だが、作者によればインド人ではなくただのヨガが好きな人らしい。名前はヒンディー語で「ありがとう」。カリフラワーのじじいの死後に「お姫さま」と戦うが、武器でもあった長い腕を斬られて敗北し、彼女に殺される。 パク・メンホ 「祖国を捨てた虎」。朝鮮人で脱北者。15年前(1950年)の朝鮮戦争でヤーボ大佐に出会い、彼に戦いを挑んだが負け、彼の強さに惹かれ、妻と当時5歳の息子を残して脱北した。彼の台詞はすべてハングルで表示されている。朝鮮戦争時は朝鮮人民軍の大尉だった。テコンドーの使い手。「お姫さま」に出会い、戦い、そして彼女に殺された。ヒカルにキムチ・スープを教える。 インソムニア 「まどろみを知らないスナイパー」。絶対に眠らないらしい。角川書店版に登場するホールドマンの設定を受け継いだキャラクター。名前は英語で「不眠症」。ヒカルを「君は優秀なスナイパーになれる」と称賛した。 エンドレ・フリードマン(ロバート・キャパ)を尊敬しており、彼のようなカメラマンになりたかったらしいが、結局諦めた。しかし彼の使っていたカメラを所持しており、それをヒカルにプレゼントする。 お姫様に目を潰すように顔を切られ、死亡。 髪の色は緑で、作者曰く、理由は誰にも気づかれずジャングルに潜むため。 ミンチ 「白頭巾の解体屋」。白い三角の頭巾 を被って顔を隠しているのが特徴。解体にかけては誰にも負けない。ヒカルに頼まれ、動物を解体していたところを「お姫さま」に殺される。 カリフラワーのじじい 「爆弾の魔法使い(ウィザード)」。その名の通りカリフラワーのような白髪が特徴の老人。爆弾を作るのが得意。手製のクレイモア地雷を使って「お姫さま」を追い詰めるも敗北、最期は死の直前に自らが作った爆弾の起動スイッチを入れて自爆した。 爆弾は大切な家族であるようだが、「14万人も殺すなんてかわいくない」と語っているように、原子爆弾だけは家族の一員でないようだ。 ジャジャマル 「アメリカン忍者」。口元を黒い布で覆っている長髪の少年。ヒカルに冷たい時も結構あるが一緒にゲームしたりもしている。「野良犬たち」の唯一の生き残りとなった後はチョコレート部隊に配属されていたが、山岳の50人が全滅した後お姫さまと戦う事となり、様々な忍術で彼女を翻弄するも最後は戦いの末に致命傷を負い、ティムに自分の本名を告白しながら絶命した。 1957年に、アメリカ・ノースカロライナ州のブルーリッジ山脈で地崩れに巻き込まれ、生死の境をさ迷うがティムによって保護され、仲間となる。 実は女性であり、ティムの「女じゃないんだから」という言葉で性別と名前を偽る覚悟を決めた。死に行く間際に告白した本当の名前はジャスミン。ティムに好意を持っていた。
※この「野良犬たち(ストレイ・ドッグス)」の解説は、「ディエンビエンフー (漫画)」の解説の一部です。
「野良犬たち(ストレイ・ドッグス)」を含む「ディエンビエンフー (漫画)」の記事については、「ディエンビエンフー (漫画)」の概要を参照ください。
- 野良犬たちのページへのリンク