過去(戦後)の主な寒秋(日本)
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「寒秋」の記事における「過去(戦後)の主な寒秋(日本)」の解説
1899年 全国平均で-2.17℃にもなり、観測史上最も低かった。 1912年 全国平均で-2.04℃と、1899年に次いで寒い秋になった。 1945年 この年は6月のみ低温で、秋は11月終盤は低温だった。 1947年 この年は7・8月を除いて低温で、秋は10月及び11月の低温が顕著だった。 1949年 1951年 1953年 1954年 1955年 夏は空梅雨で北日本・東日本で平年を上回ったが、秋は低温だった。 1956年 この年の夏は北日本、東日本で平年より低く、秋も北日本を除き寒い秋になった。 1957年 1958年 1962年 1963年 1965年 1967年 1968年 この年は11月を除き低温が続いた。 1971年 1973年 夏は6月を除いて平年より極端な高温となり、11月終盤は平年を下回った。 1974年 1976年 戦後最大の寒秋であり、全国的に平年より1℃以上寒い秋となった。9月の低温が顕著で冷たい早秋となり、11月も顕著な低温で早い冬の訪れにもなった。 1978年 夏は奄美沖縄を除いて平年を上回ったが、11月下旬は平年を下回った。 1980年 この年の夏は北日本、東日本で平年よりかなり低く、9月は全国的な低温傾向は続いた。10月、11月は平年を上回った。 1981年 1976年に次いで戦後2番目に寒い秋であり、夏も平年より平均気温が1度低い夏であり冷夏だった、南西諸島を除き平年より1℃以上低い秋であった。特に11月の低温が記録的で早い冬の訪れとなった。 1983年 夏も平年を下回っていた。平年並みかやや高かった8月(関東から北日本以外)を除いて、冷夏だった。観測史上有数の寒冬年である1983 - 1984年だがこの年は既に11月から低温と早い冬の訪れが始まっていて、特に北日本ほど低温が顕著であった。この傾向は冬も続き、翌1984年5月まで7か月以上にわたり大寒波に見舞われた。 1984年 夏は奄美沖縄を除いて平年を上回ったが、11月は平年を下回った。 1986年 10月から11月は特に気温が低く冬の訪れが早かった。東日本、西日本では顕著な少雨となった。 1988年 冬の訪れが早く特に11月は低温となり、11月中旬から下旬初めにかけては太平洋側平野部でも平年よりかなり早く初雪を観測した。東京では10月13日に史上最も早い木枯らし1号を観測した。 1993年 夏の気温が平年より2度から4度低くなり、9月10月も平年よりかなり低かった。11月のみ平年よりかなり高かった。 2002年 暖秋が多い平成以降として滅多にない寒秋であり特に11月下旬を除いて冬型の気圧配置になりやすく大陸からこの時期としては強い寒気が断続的に南下したため、顕著な低温で冬の訪れが早かった。10月下旬から強い寒気が断続的に流れ込み、10月末には北海道から山陰にかけての日本海側で観測史上最も早い初雪を観測した。同月上旬の11月8日は京都市・埼玉県熊谷市・栃木県宇都宮市など関東地方以西の平野部でも平年よりかなり早く初雪を観測したほか北日本では11月としては記録的な大雪に見舞われたところもあった。9月に入った途端台風が相次いで発生した影響で、残暑は厳しくなかった。ただし、10月は台風の接近の影響でフェーン現象が発生し、新潟県で10月の最高気温を更新する真夏日の地点があった。秋(9 - 11月)の平均気温の平年差は小さく、全国で0.6 - 0.9℃ほど平年よりも寒かった。なお、当時の平年値では、平成における唯一の全国的な寒秋であったが、現在は平年値が上昇したため、1992・1993年、1995年(北日本以外で西日本が中心)、1996年(九州・南西諸島以外)、1997年(南西諸島・9月のみ)なども寒秋になっている。 2017年 2002年以来15年ぶりに寒い秋で、南西諸島を除く全国で寒秋となった(当時の平年値では東・西日本では平年より少し低い程度であったが、平年値の上昇により寒秋となっている)。この年は8月までは西日本以西を中心とした猛暑であったが、9月になると一転して気温が下がった。一方、南西諸島は3カ月を通して気温が高く、暖秋となった。
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