逸話・説話とは? わかりやすく解説

逸話・説話

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/21 13:23 UTC 版)

藤原在衡」の記事における「逸話・説話」の解説

安和2年969年)に発生した安和の変受けて右大臣昇進したが、既に高齢であったこと、および変の10日前に自ら所有する粟田山荘学者文人招いて尚歯会開いていることから、在衡は変に関与していないと考えられている。実際に左大臣源高明失脚情報聞いた在衡の家人が、大臣の座が空席になったため自分主人大臣になれると喜んだところ、在衡は怒ってその家人追放したまた、大臣任官定例祝宴開催しなかったと言われている。 僧侶の子息で五位諸大夫養子という、その出自比して異例出世遂げたこともあり、数々説話彩られ人物である。若年時鞍馬寺において天童から大臣への昇進長命予言受けたという話や、天皇下問には周到な準備をもって的確に答え、しかも風雨厭わず参勤した話などが、『古事談』に収められている。 尚歯会の際に詠まれ漢詩が『粟田左府尚歯会詩』に残されている。在衡が主催した尚歯会の七叟は、在衡本人菅原文時橘好古高階良臣菅原雅規十市有象中原有象)・雅文だった。

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逸話・説話

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/17 03:41 UTC 版)

大江挙周」の記事における「逸話・説話」の解説

挙周の出世伸び悩んでいる時に、母の赤染衛門藤原道長の妻倫子に歌を送った。 おもへきみかしらのをうちはらひ 消えぬさきにといそぐ心を(頭にふりかかる打ち払いながら、のように我が身消えないうちにと急ぐ心を、どうぞお察し下さい頭の雪自分白髪とかけ、年老いつつも息子案じる母の心詠んだ歌であるという。 道長はこの歌を見て同情の心が湧き、挙周は和泉国国司任じられた。だが挙周は国司赴任中に病にかかってしまった。挙周の病は重くなる一方であったので、赤染衛門は京から急いでかけつけ住吉神社息子治癒祈願した御幣には一首の歌が添えられていた。 代はらむと思ふ命は惜しからで さても別れむほどぞ悲し(息子の命と代えようと言う私の命は惜しくないけれども、そうして息子別れるならばやはり悲しいことであるよ) 自分命を捧げても惜しくはないので、息子だけは助けてほしいという歌であった。やがて挙周の病は全快したが、母の行動伝え聞いた挙周は同じよう住吉神社に赴き、「母が死んで生きてはいけないので、母が捧げた命は自分の命で補ってほしい」と祈ったという。 以上の説話は『赤染衛門集』、『今昔物語集』巻第二十四収められるほか、『十訓抄』巻十、『古今著聞集』巻五などの説話集もとられ広く流布した。(本記事の歌は『今昔物語集』本文よる。

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逸話・説話

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 09:40 UTC 版)

紀貫之」の記事における「逸話・説話」の解説

『大鏡』によると、その和歌腕前は非常に尊重されていたらしく、天慶6年943年正月大納言藤原師輔が、正月用の魚袋を父の太政大臣藤原忠平返す際に添え和歌代作依頼するために、わざわざ貫之の家を訪れたという。 『袋草紙』などでは、貫之の詠んだ歌の力によって幸運もたらされたという「歌徳説話」も数多く伝わっている。

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