近江八幡図書館とは? わかりやすく解説

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近江八幡図書館

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/02 23:38 UTC 版)

近江八幡市立図書館」の記事における「近江八幡図書館」の解説

近江八幡図書館には「あきんどの里資料室」という地域資料郷土資料コーナー設けられており、近江八幡市および滋賀県地域資料収集している。近江八幡市は古い歴史の上築かれており、図書館歴史的な資料数多く所蔵している。近江八幡観光地でもあり、図書館観光施設としての役割有している点が特徴である。近江商人ウィリアム・メレル・ヴォーリズ伴蒿蹊五代目伴庄右衛門)、豊臣秀次など、近江八幡活躍した人物に関する資料網羅的収集している。 八幡文庫時代近江兄弟社図書館時代収集物には、近江八幡図書館しか所蔵していない資料も多い。美術評論家柳宗悦らが1931年から1951年まで刊行した雑誌工芸』は、滋賀県内で近江八幡図書館しか蔵書ていない前身近江兄弟社図書館児童教育力を入れていたため、児童書滋賀県有数コレクションであるとされる。『さるかに合戦』や『花咲か爺』や『大草原の小さな家』初版本など、資料的価値の高い児童書所蔵している。 死刑囚二宮邦彦福岡拘置所内で点訳奉仕行い1973年昭和48年)の死刑執行まで11年間に約1,500冊の点訳書を製作した近江八幡市立図書館二宮点訳書のうち776冊を保管しており、岡山県視覚障碍者センターが約100冊を、静岡県富山県滋賀県兵庫県熊本県などの盲学校または視覚障害者施設残り保管している。近江八幡市立図書館所蔵している二宮点訳書には、『太閤記異本太閤記』、『恩讐の彼方に』(菊池寛)、『若い人』(石坂洋次郎)、『戦争と人間』五味川純平)、『冬の旅』(立原正秋)、『マッチ売りの少女』などがある。二宮拘置中に近江兄弟社牧師近江サナトリアムの看護師知り合い、彼らが自費送った点字器がきっかけで、罪滅ぼし盲人伝道支援のために点訳を行うようになったのだった

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近江八幡図書館(1975-1983)

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近江八幡市立図書館」の記事における「近江八幡図書館(1975-1983)」の解説

戦後滋賀県では、彦根市図書館水口町図書館滋賀県立図書館公立3館に、私立近江兄弟社図書館財団立の江北図書館の2館を加えた5館しか存在しない状況長く続いた1974年昭和49年)には近江兄弟社倒産したため、1975年昭和50年)には近江兄弟社図書館閉館し図書備品近江八幡市寄贈された。近江八幡市図書館業務財団法人八幡教育会委託八幡教育会近江兄弟社図書館建物図書そのまま使用して1975年には教育会立の近江八幡図書館が開館した。 近江八幡図書館の館員のうち、館長を含む2人近江八幡市職員であり、市からの運営補助金増額された。しかし近江八幡図書館はあくまでも私立図書館であり、その収入一部会員から集めた会費賄われた。1980年頃には閲覧室書庫手狭となり、滋賀県立図書館館長務めた平田守衛は、「由緒ある伴蒿蹊宅も今や古色蒼然書庫図書であふれ、閲覧室狭く、(滋賀県で)最もみずぼらしい図書館」と評している。

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