近代国家の確立とは? わかりやすく解説

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近代国家の確立

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 01:27 UTC 版)

明治天皇」の記事における「近代国家の確立」の解説

宇多天皇による寛平御遺誡以降天皇外国人直に面会することはなかったが、明治天皇外国要人頻繁に会談している。まず明治2年1869年)にイギリスの女王ヴィクトリアの子アルフレートイギリス王族として初め訪日し会談明治12年1879年)にユリシーズ・グラントアメリカ合衆国大統領経験者として初め訪日し会談明治14年1881年)に、ハワイ国王カラカウア外国元首としては初め訪日し会談する明治2年1869年)、直轄領であった蝦夷地北海道として編入明治12年1879年)には琉球王国廃し沖縄県として併合奄美群島正式に大隅国として編入している。 明治15年1882年)、陸海軍を「天皇軍隊」と規定するとともに、「忠節礼儀武勇信義質素」という軍人としての5つ基本徳目や、軍人政治関与命じた軍人勅諭発した明治17年1884年以降は、間近に控えた議会創設備えて立憲制対応する制度創設した内閣制度市町村制府県制郡制制定など、官僚制支配体系整備並行して莫大な皇室財産設定行った宮城1902年明治35年〉) 明治宮殿豊明殿 赤坂離宮1911年明治40年〉) 明治22年1889年2月11日大日本帝国憲法公布した。この憲法は、日本史初め天皇権限天皇大権)を明記しており、当時アジアでは初となる立憲君主制国家確立基礎となった。翌明治23年1890年10月30日には教育勅語教育ニ関スル勅語)を発し近代天皇制国家支え臣民国民道徳涵養努めた帝国議会開設当初は、超然主義唱える藩閥政府衆議院依拠する政党勢力鋭く対立衝突したが、明治天皇はしばし詔勅発し調停者機能発揮したまた、藩閥政府内の元勲にあった政策感情の上での対立においても、明治天皇宥和努めた共和演説事件では文部大臣尾崎行雄辞表提出させた。

※この「近代国家の確立」の解説は、「明治天皇」の解説の一部です。
「近代国家の確立」を含む「明治天皇」の記事については、「明治天皇」の概要を参照ください。

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