軍務と教育とは? わかりやすく解説

軍務と教育

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/03 01:00 UTC 版)

ジョージ6世 (イギリス王)」の記事における「軍務と教育」の解説

1909年オズボーン海軍幼年学校入学し軍人教育を受け始めた勉学に対しては不真面であったものの1911年行われた幼年学校での卒業試験では首席だったが、そのまま海軍兵学校へと進学している。1910年5月6日エドワード7世崩御し王太子である父ジョージジョージ5世として国王に即位した。これにより、アルバート王位継承権は兄エドワード次いで2位となったアルバート1913年の上半期を、装甲巡洋艦カンバーランド (en:HMS Cumberland (1902)) に乗船し西インド諸島近海カナダ沿岸での訓練航海過ごしている。1913年9月15日に、海軍士官候補生として戦艦コリンウッド乗り組み地中海で3カ月間の訓練受けた。このときにはアルバートイギリス王子であることを隠すために「ジョンソン」という名前で呼ばれていた。 アルバート翌年勃発した第一次世界大戦従軍している。コリンウッド乗り組んだアルバートは、第一次世界大戦最大海戦であり、最終的な勝敗帰趨不明瞭となった、対ドイツ帝国海軍とのユトランド沖海戦参加し砲塔担当士官として殊勲報告書 (en:Mentioned in Despatches) にその名が記載された。その後アルバート十二指腸潰瘍患って1917年手術受けたため、以降戦闘には参加することが出来なかった。1918年2月アルバートは、クランウェル基地 (en:RAF Cranwell) に設立されていたイギリス海軍航空隊のチャージ・オブ・ボーイズ連隊付き士官任命された。その2カ月後にイギリス空軍正式に発足し、クランウェル基地所属海軍から空軍へと移された。このときにアルバートイギリス海軍からイギリス空軍へと転籍している。 アルバートは、クランウェル空軍基地の第4飛行戦隊ボーイズ・ウィングの指揮官任命され1918年8月までこの任務に就いていた。また、アルバートは、飛行操縦資格正式に取得した最初イギリス王族でもあった。大戦終結間際の数週間は、フランスナンシー置かれた、イギリス空軍独立戦略爆撃隊 (en:Independent Air Force) の司令部参謀としての任務に就いていた。第一次世界大戦終結によって、1918年11月独立戦略爆撃隊は解体されたが、アルバートそのままイギリス空軍参謀としてヨーロッパ大陸とどまりイギリス本国帰還したのは、その2カ月後のことだった。 1919年10月ケンブリッジ大学トリニティ・カレッジ入学し歴史学経済学市政学を1年間学んだ1920年6月4日にはヨーク公爵インヴァネス伯爵キラニー男爵叙せられている。 アルバート以前にも増して公務時間を割くようになり、国王名代として、炭鉱工場車両基地などの視察行っている。このような産業施設訪問によって、アルバートは「産業王子 (Industrial Prince)」と呼ばれるようになっていった。アルバート労働条件興味を持つようになり、労働福祉協会 (en:Industrial Welfare Society) の総裁務めたこともある。また、1921年から1939年まで毎年夏に、様々な社会的階級少年たち集めたキャンプ参加していた。しかしながら幼少の頃から悩まされていた吃音症起因するおどおどとした様子と、生来内気さから、兄エドワードほどには目立った存在とはいえなかった。だが、身体的に活動的で、テニスを楽しむ一面もあった。

※この「軍務と教育」の解説は、「ジョージ6世 (イギリス王)」の解説の一部です。
「軍務と教育」を含む「ジョージ6世 (イギリス王)」の記事については、「ジョージ6世 (イギリス王)」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「軍務と教育」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「軍務と教育」の関連用語

軍務と教育のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



軍務と教育のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのジョージ6世 (イギリス王) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS