設定裏話
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ハン・ソロの相棒は、当初標準的なヒューマノイドの予定だったという。しかし、どうにもしっくり来る配役が決まらず、ジョージ・ルーカスがある日買物に出た際に、彼の愛犬のアラスカンマラミュート犬のインディアナが、いつもの様に助手席にちょこんと座るのを見て、この毛モジャな巨漢のイメージが固まったのだという。なお、名前の“インディアナ”は、ルーカスの別の作品のキャラクター「インディアナ・ジョーンズ」に流用された。 チューバッカの着ぐるみの毛は、アンゴラとヤギの毛を混ぜ合わせて作られている。 チューバッカの声は、音声エンジニアのベン・バートが、熊とアザラシとオットセイとアナグマの声を混ぜ合わせて作った。 チューバッカを演じたピーター・メイヒューは、『シンドバッド虎の目大冒険』のミノタウロス役(アニメートするための元アクション役)も担当している。メイヒューは『スター・ウォーズ』で起用されるまで病院の職員として働いており、演技とは無縁の生活を送っていたが、ルーカスが思い描くイメージと彼が見事に合致した(彼は身長が2m21cmもある長身だった)ため、一目見ただけで起用された。 『シスの復讐』でチューバッカを演じることになった際に、ピーター・メイヒューは、「チューバッカ役でこの世界に戻ってくるのは嬉しいよ。『シスの復讐』でチューバッカが再登場するのは、スター・ウォーズ・サーガを一つにするためにぴったりのアイデアだと思う。特に、ウーキー・ファンにとってはね」とコメントしている。また、チューバッカの根強い人気について、メイヒューは、「彼は言葉は話さないけど、誰もが感じていることを表現する。それに、抱き締めたくなるような愛らしさがあるから、子供だけでなくあらゆる年代は人々に受け入れられるんだ。チューバッカは、柔らかくて、可愛いぬいぐるみの熊のような存在なんだね。でも、時には癇癪を起こすこともある。そんなところも含めて、このキャラクターの魅力となっているんだろうね」とコメントしている。 『フォースの覚醒』では、ピーター・メイヒューは高齢に加えて膝に問題を抱えていたため、アクションシーンの一部はフィンランド人のバスケットボール選手兼俳優のヨーナス・スオタモが演じた。メイヒューの年齢の問題もあり(2019年4月30日にメイヒューは亡くなる)、次作『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』以降はスオタモに完全に交代した。
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設定裏話
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「ミレニアム・ファルコン」の記事における「設定裏話」の解説
ピザか、あるいは空飛ぶ円盤を思わせる独特なスタイルのこの宇宙船は、原案段階ではスリムな棒状の物でありプロップも製作されたが、監督のジョージ・ルーカスが納得せず(『スペース1999』のイーグル号に似ていたのが最大の不満だったらしい)幾度もの再デザインを繰り返した後、ルーカスがILMスタッフらとのランチで食べたピザを見て閃いたスケッチを元に決定された。機体背面に半円状に並ぶ排気口(状のデザイン)に原案のピザの面影が見てとれる。またこの際、離陸後に機体がコクピットを軸に90度右へ持ち上がり、マンボウのようなスタイルで飛行する案が考えられていた。 なお、この時没案になった「スリムなファルコン号」のプロップは、コクピットとレーダーアンテナ部分を改修されて(改修前のパーツは採用版ファルコンに流用された)『エピソード4』冒頭でスター・デストロイヤーに拿捕される高速連絡艇CR90コルベット(英語版)タンティヴィIVに流用された。このためコルベットのプロップは脇役にしてはかなり大きく作られており、実はスター・デストロイヤーのプロップよりも大きい。また、この制作過程を受けて、最新三部作の第1弾となる『エピソード7』では『エピソード6』にて破損したパラボラアンテナにかわって、このコルベットのものと同型のアンテナが新たに装備されている。 劇中のイオン・エンジンに点火したとき(デス・スターから脱出する際など)の「ドーン」という効果音は、雷の音をアレンジしている。
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