裏のおじいちゃん・おばあちゃん
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「サザエさんの登場人物」の記事における「裏のおじいちゃん・おばあちゃん」の解説
磯野家の裏の家に住んでいる老夫婦で、アニメのみ登場。初登場はNo.118「モノオキの神様」(1970年7月5日放送)。ただし、初登場時は現在とキャラクター・デザインが多少異なっていた。表札には「次郎」と書かれていたが、苗字は「ウラノ」という説もある[要出典]が詳細は不明。離れて住んでいるが、息子と孫がいる。 モデルが存在し、朝日文庫版33巻5ページ収録話に登場する老夫婦がそれにあたる。 おじいちゃん 声 - 不明→峰恵研(1985年 - 2002年2月)→伊井篤史(2002年2月 - 2013年10月27日)→高桑満(2013年12月15日 - ) 演 - ミッキー・カーチス 白い口ひげと腹部近くに達するほど長くて白いあごひげを蓄えている。 マスオと町内マラソン大会のための練習として行った早朝マラソンでは、マスオのペースに着いて行くほどの体力がある。 波平同様に女優の三枝三枝子のファンで、近所で出演映画の撮影が行われた時は撮影を見物しに行っていた。 新しいものや流行ものが好き。 好々爺としてタラちゃんなど磯野家の子どもからも慕われているが、昔はイタズラをしたサザエを容赦なく怒っていた。 おばあちゃん 声 - 不明→白川澄子(担当時期不明)(一時期、山本圭子)→山田礼子(不明 - 現在)、不明(1990年代代役、「カツオ宅配情報」など) 梅酒など果実酒造りの名人。漬け物作りも得意。時々おじいちゃんが「果実酒研究コンサルタント」と呼ばないと返事をしない(原作、他の作品では別の老夫婦によるエピソードとして描かれている)。 2人のエピソード 2人が出会ったきっかけは、おばあちゃんが若い頃通っていた女学校の通学途中に「出会い橋」の上で草履の鼻緒が切れたのをおじいちゃんに繕ってもらったことから。当時、おばあちゃんは「ハイカラさん(西洋風でオシャレな女性を意味する)」と呼ばれ男子学生憧れの的であった。 御老人らしく常に早寝早起きであるが、ある日カツオが学校に行く時間になっても2人が起きている様子がなく静かだったために心配されたことがある。その時は、ただ単に深夜にテレビでやっていた昔の映画を見て、朝方に就寝したために早起きできなかっただけだった。 磯野家との関わり 磯野家の裏の家に住んでいることもあり、上記の朝寝坊の話や先述(「フグ田タラオ」→「泥棒との対面エピソード」を参照)にもあるようにお互いの存在を気にかけるなど交流している。 常に騒々しい磯野家を「元気をもらっている」と好意的に受け止めており、カツオ・ワカメ・タラオを本当の孫のようにかわいがっている。 原作では、磯野家の洗濯物が飛ばされてきた時に二人して、遊びに来ているワカメを迷惑そうな目で見るエピソードがある(アニメではタラオに変更されている)。 その他 手回しの蓄音機を所持している。その蓋の裏には落語のSPレコードが入っていた。 1973年8月19日放送「まだまだ若い」では、磯野家の裏に老夫婦ではなく若い夫婦が住んでおり、赤ん坊と一緒に行水している場面が登場する。
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