行司のハプニング
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木村筆之助 1970年3月場所12日目、前頭5枚目大雪-同3枚目若二瀬戦で大雪が若二瀬を下手投げで倒したとき、今朝三は大雪の四股名を忘れ、白房下勝負審判に尋ねてようやく勝ち名乗りを上げた。 同年7月場所12日目、前頭8枚目大雄-同5枚目黒姫山戦において立ち合わせず、審判委員が協議のうえ即刻退場処分となり、この取組は控えの4代木村玉治郎が裁いた。 1975年1月場所2日目、前頭10枚目富士櫻-同7枚目栃東戦で富士櫻が栃東を押し出した際転倒して脳震盪を起こしたため立ち上がれなくなり、控えの10代式守与太夫が代わって勝ち名乗りを上げる一幕があった。 1980年5月場所千秋楽、前頭4枚目蔵玉錦-同6枚目鳳凰戦で筆之助は蔵玉錦と一緒に土俵下に転落、勝敗を確認し軍配を挙げることが出来ず、審判委員に聞いてようやく鳳凰に勝ち名乗りを上げた。 同年9月場所4日目、前頭11枚目玉ノ富士(現:楯山)-同6枚目荒勢戦では勝負が決まる前に足を踏まれ土俵上で転倒するというハプニングがあった。この際は、両力士に背を向けて起き上がろうとした際に勝負が決まった為、勝負の瞬間を見届けることができず、10代式守与太夫に控えから教えられて玉ノ富士に軍配を上げた。 幕内格・6代木村庄二郎 1983年 (昭和58年) 5月場所6日目 前頭7枚目大豊ー前頭11枚目鷲羽山戦で大豊と接触し土俵下に転落した時水桶が庄二郎の足に当たり水桶に入っていた水をこぼしてしまうハプニングがあった。 三役格・8代式守勘太夫 1994年3月場所9日目、大関貴ノ花(のち貴乃花)-小結栃乃和歌戦で、取組中に栃乃和歌の廻しの結び目が緩んでしまい、廻し待ったをしようとしたが、両力士が動き出してしまい止めることができなくなった。そこで両力士を元の位置に戻し廻しを締めて勝負再開した。取組後勘太夫はそのことで注意を受けた。 三役格・10代式守与太夫 1980年5月場所8日目、前頭5枚目魁輝-同筆頭鷲羽山戦、土俵際で回り込んだ鷲羽山の足が与太夫の右足の草履の上に乗り、与太夫が転倒。なんとか起き上がったが、草履だけが残って足袋のままで裁き続けたというエピソードがある。 16代木村玉光 2009年11月18日の11月場所4日目、小結豪栄道-大関千代大海 (現九重) 戦で、豪栄道が千代大海を押し出す際に千代大海に押し出される形で土俵下に転落した。 2014年5月場所10日目、前頭筆頭豪風-小結千代鳳戦で、千代鳳が豪風をはたき込んだ際に巻き込まれて転倒。 2014年5月場所千秋楽の前頭5枚目勢-関脇栃煌山戦でも、栃煌山が勢を上手投げで下した際、逃げ場を失い転倒。 2014年7月場所9日目、大関稀勢の里-前頭5枚目千代鳳戦で、稀勢の里が千代鳳を西土俵際へ寄っていくところ、運悪く千代鳳の後方にいた玉光は土俵際体勢を崩して腹ばいに倒れた。 2014年7月場所13日目の小結安美錦-前頭4枚目玉鷲戦でも、安美錦の左足が玉光の装束に引っかかり転倒。
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