薩婆訶とは? わかりやすく解説

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そわか〔ソハカ〕【××訶/××訶】

読み方:そわか

《(梵)svāhāの音写円満成就などと訳す》仏語。幸あれ、祝福あれ、といった意を込めて陀羅尼・呪文(じゅもん)などのあとにつけて唱える語。そばか。


スヴァーハー

(薩婆訶 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/19 01:30 UTC 版)

スヴァーハー
ラテン文字転写:svāhā
漢字:蘇婆訶、薩婆訶[1]
スヴァーハー(右)とアグニ(左)。
1800年頃の絵画
サンスクリット स्वाहा
マントラ 唵蘇婆訶(おんそわか)
配偶神 アグニ
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スヴァーハーもしくはスワーハー(स्वाहा [svāhā])は、密教に於いては真言の末尾に多く使われる言葉。一般には漢訳の薩婆訶(ソワカ)として知られる。蘇婆訶婆嚩賀莎訶莎呵漢字をあてることもある[2]。願望の成就を祈る聖句である[2]

ヒンドゥー教の儀式の際、供物を祭火に投じる時の掛け声としてこの言葉が唱えられる。「スヴァーハー」は、願いが神々に届くことを祈る聖句とされる。日本語では「幸いあれ」「成就あれ」などと訳される。

脚注

  1. ^ 精選版日本国語大辞典蘇婆訶・薩婆訶』 - コトバンク
  2. ^ a b 蘇婆訶”. 新纂浄土宗大辞典. 浄土宗 (2018年3月30日). 2021年11月11日閲覧。

関連項目


薩婆訶

出典:『Wiktionary』 (2021/08/21 11:19 UTC 版)

異表記・別形

感動詞

(そわか)

  1. (仏教) よろしく。ああ、めでたい。めでたしめでたし。幸あれ。あなかしこ。いや栄。
    1. 密教願望成就祈る[1]

語源

サンスクリット स्वाहा (svāhā)音写。本来は古代インド聖典ヴェーダ』を起源とするマントラ (wp)であり、神に供物 (wp)捧げる際の呪文 (wp)最後に唱えられ[1]

翻訳

参照

脚注

  1. 1.0 1.1 「唵蘇婆訶中村元福永光司田村芳朗今野達 編『岩波 仏教辞典岩波書店1989年97頁。ISBN 4-00-080072-8



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