荒波小隊
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「高機動幻想ガンパレード・マーチ (小説)」の記事における「荒波小隊」の解説
正式名称、3352小隊。士魂号を運用する部隊という事で九州では5121同様、話題の隊であり部隊の創設上申も5121とほぼ同時期に行われた。薩摩島津家が用いた陽動戦術「吊り野伏」を基本戦法としている。 『山口防衛戦』以降荒波は指揮側に移り、残った女子メンバー(ちなみに地の文でのニックネーム・荒波シスターズ)四人は「藤代凡人小隊」を結成、数々の重要任務に参加する。 荒波 壮一郎(あらなみ そういちろう) episode TWOより登場。士魂号・単座型(ローテンシュトルム<赤い旋風>)のエースパイロット(千翼長)。 豪快で型破りな性格だが、同時に徹底した防御志向も併せ持つことから、部下たちに慕われている。 かつて八代会戦で部隊が壊滅した経験から、部隊再編にあたって部下の負担を減らす為に前述の戦法を取る様になった。九州戦初期において撃墜数200以上、銀剣突撃勲章授与3回。 『山口防衛戦』では岩国最終防衛ライン司令官(陸軍大佐)に就任。 『九州奪還』では西部方面軍九州派遣軍司令官代理(陸軍少将)に就任。基本的に本部で指揮を執るポジションではあるのだが、事あるごとにローテンシュトルムで戦場を駆け回っている。 藤代 幸恵(ふじしろ ゆきえ) episode TWOより登場。士魂号複座型電子戦仕様・二号機(土木二号)の操縦手兼オペレータ。 元文芸部部長。知的で落ち着いた雰囲気の少女。校門で待ち伏せしていた荒波にスカウトされ入隊。後に優秀さを買われ、荒波の秘書官も担当。 真面目だが責任感が強すぎるため自分を(そして他人も)追い込みがちな傾向があり、その性格上実は人型戦車の適性は若干低めである。 『九州奪還』では荒波命名の「藤代凡人小隊」隊長として、新たに配備された栄光号の小隊を率いる。 島 ゆかり(しま ゆかり) 山口防衛戦3より登場。士魂号複座型電子戦仕様・二号機(土木二号)の機銃手。 元茶道部。清楚な容姿で基地の兵からの人気が高い。進学や就職の際に有利になる、という事で神奈川の学校から志願してきた。パイロットの遺伝子適性があった為、授業中乗り込んできた荒波にスカウトされた。 滝川の機体運用を模範としており、「地味な先生」として滝川を尊敬している。隊内のポジションとしては、仲間たちの間のバランス調整役といえる。 村井 千紗(むらい ちさ) 山口防衛戦3より登場。士魂号複座型突撃仕様・一号機(土木一号)の操縦手。 陽気な姉御肌の性格。関西出身で、本音を言うときには関西弁になる。隊内のポジションとしては、ボケる田中のツッコミ役に回ることが多い。 田中 亮子(たなか りょうこ) episode TWOより登場。士魂号複座型突撃仕様・一号機(土木一号)の砲手。 元卓球部。部活帰りに、繁華街で荒波にスカウトされた。子供っぽい性格で、戦場でも感情的になってしまう事があり、何度か仲間を危機に晒した事がある。 シチュエーションコメディの天性があり、コーヒーを運んでは何かにつまづくなど惨事を引き起こす。 優秀で、荒波の信頼の厚い藤代に嫉妬している。それが敵に隙と見られつけこまれた結果、『九州奪還』終盤では心身ともに過酷な状況に追いこまれてしまう。 岩田憲吾の天敵。
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