英霊たちの過去にまつわる人物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/10 01:34 UTC 版)
「Fate/hollow ataraxia」の記事における「英霊たちの過去にまつわる人物」の解説
ステンノ / エウリュアレ 声 - 浅川悠 神代に生きた女神。ゴルゴン三姉妹の長女と次女であり、生前のライダー(メドゥーサ)の二人の姉。性格と名前を除いて細胞一つに至るまで同一の存在であり、お互いのことを「私」と一人称で呼びあう。性格としてはステンノは丁寧な、エウリュアレはやや砕けた言動をしている。完全な不老不死であるため、メドゥーサとは対照的な幼い容姿で彼女の憧れの姿でもある。 ステンノは淑女らしく優雅、エウリュアレは少女らしく快活という理想的な女性像を持たれているが、実際は腹黒い性格。末の妹であるメドゥーサには何かと手厳しく当たり、洗濯や雑用にこき使う他、吸血するなど日常的に虐めていたが、彼女らなりにメドゥーサを深く愛していた。英霊となってなおメドゥーサを苛む「罪」の象徴的存在。 メドゥーサがアテナの嫉妬を買い形なき島に追放された後、心配のあまり彼女を追って来て形なき島で暮らしていた。二人はアイドルとして男に庇護されつつ蹂躙される宿命にあり、メドゥーサは何もできない彼女たちを守るため、彼女らを目当てに島を訪れる者たちを石に変えていた。ステンノは三人で永遠に一緒に暮らせることを夢見、エウリュアレもいつか三人でかつての場所に戻る日が来ることを信じていたが、人を殺し過ぎたメドゥーサは反転し怪物(ゴルゴン)に成り果ててしまう。自分たちを守ってくれたメドゥーサが消えた時、自分たちも同じように消えることを望み、本当は彼女に憧れていたことを告白しながらゴルゴンの中に取り込まれて消えた。 『Fate/Grand Order』にてステンノがアサシン、エウリュアレがアーチャーのサーヴァントとして登場している。 ペルセウス 主神ゼウスの子として神々の寵愛を受けた、古代ギリシアの勇者。正真正銘の怪物と化していたメドゥーサ(ライダー)・ゴルゴンを討伐した英雄。「空を駆ける羽のサンダル」「被った者の姿を消す兜」「鏡のように磨き上げられた青銅の盾」「蛇狩りの鎌・ハルペー」「魔物の首を収める為の袋・キビシス」の5つの宝具を与えられ、周到な準備を整えて「形なき島」へ挑んだ。暗黒神殿とゴルゴンの圧倒的な威容に圧倒され、勝ち目のない戦いに絶望するが、ゴルゴンの自己封印・暗黒神殿の解放に反応したキビシスによって生じたわずかな隙を突き、ゴルゴンを討った。その性格はライダー曰く、成功した慎二であるという。 『Fate/Prototype』にてライダーのサーヴァントとして登場している。ただしこのペルセウスとは別人という設定。 イアソン アルゴー船の冒険で知られる、古代ギリシアの英雄。メディア(キャスター)の夫。テッサリア王位を継ぐために金羊の毛皮を求め、女神アフロディテによってイアソンを盲目的に恋慕する呪いをかけられたコルキスの王女・メディアの協力を得て金羊の毛皮を奪取し、テッサリアへ凱旋する。しかし王位の約束は国王・ペリアスによって反故にされたため、自失常態であったメディアに命じて姦計を巡らし、ペリアス一家を皆殺しにして王位に就く。しかし間もなく露見したためにメディアとともに国を追われ、辿り着いたコリントスの王に気に入られてその娘・グライアとの結婚を提案される。当時メディアとの間に既に子を儲けていたがあっさりと王の誘いに乗り、メディアにかねてより抱いていた魔女としての嫌悪感をぶつけた。結果、メディアの猛烈な報復に遭って国と花嫁を喪った末、アルゴー船の残骸の下敷になって息絶えた。コルキスの巫女に過ぎなかったメディアが魔女に変貌せざるを得なくなった最大にして唯一の原因であり、キャスターからは非常に嫌悪されている。またキャスターの男性不信の原因となっている。 『Fate/Grand Order』にてセイバーのサーヴァントとして登場している。 スカサハ 古代アイルランドで、魔女として恐れられた女性。影の国の女王。クー・フーリン(ランサー)の師にあたる人物。ランサーに武術からルーンの魔術に至るまでの戦闘術を教えた。彼女の門下にはランサーの無二の友であるフェルディアを始め複数の門弟がいたが、スカサハが所持していた魔槍・ゲイ・ボルクを授けられたのはランサーであった。晩年はその英雄譚が災いして人間離れしてしまっており、自ら死ぬこともできない身となっていた。ランサーが愛した女性の一人であり、また彼女もランサーのことを認めていたようである。 『Fate/Grand Order』にてランサーおよびアサシンのサーヴァントとして登場している。
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