影の国
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 01:07 UTC 版)
「英雄伝説 軌跡シリーズの登場人物」の記事における「影の国」の解説
「the 3rd」において敵対する存在。数千年前、《輝く環》によって作り出された、人の想念に反応してその姿を変える世界。しかし人々の願望を取り込みすぎたことにより肥大しきり、現実世界への侵食を目論んでいる。侵食された場合、悪魔などがはびこる死の世界と化してしまう危険性がある。 影の王/《意志》(アニマ) 登場作:「the 3rd」 声:金光祥浩 黒のローブをまとい仮面で顔を隠した謎の人物で、《王》を名乗り《影の国》でたびたびケビン・グラハムらの前に姿を現す。一人称は「我」。 正体は《影の国》にコピーされたケビンの《聖痕》である。《影の国》は《輝く環》がリベル=アーク市民の願望を叶えるためのサブシステムとして作られたもので、自らを律する存在だった《輝く環》が《リベル=アーク》から失われたことで、新たな「主」を求める。《輝く環》の近くにいた者たちのから最も深いトラウマを持つ者として、ケビンを見つけ、《影の王》は《影の国》がケビンの中にある《聖痕》を探り当てそれをコピーすることで生み出された。 《影の国》を律する核にして理(ことわり)となり、手始めに自身の目的の阻害要因となる「隠者の庭園の住人」の力を奪い、《影の国》の世界を書き換え《星層》を構築する。そして、オリジナルであるケビン(の《聖痕》)を取り込むことで完全な存在となることを目論見、彼を《影の国》に取り込む。 当初はルフィナの姿をとって現れ、ケビンのトラウマを刺激し陥れようとするが、リースの行動により、逆に彼にトラウマを乗り越えるきっかけを与えてしまう。 最終決戦ではケビンにその正体を見破られ、「(相手がルフィナならともかく、自分であれば)負けるつもりはない!」と告げられ、ケビンらに敗れて力が弱まったことで依り代であるルフィナの複製体によって力を押さえ込まれ、ケビンとリースが彼女を射ち抜いたことで完全に消滅する。 アニマ=ムンディ 「the 3rd」におけるラストボス。正体を現した《影の王》こと《聖痕》のコピー(アニマ)の戦闘形態で、生物にも機械にも似た姿をしている。 使用するSクラフトは「聖痕砲メギデルス」。大気圏を突破し星の外まで移動した後、《聖痕》から裁きの光を照射。星そのものを塵も残らず破壊する。 黒騎士 登場作:「the 3rd」 異形の鎧をまとった騎士。仮面で素顔を隠し、ケビンたちの前に圧倒的な強さで立ちはだかる。その正体はリベル=アークで死亡したレーヴェが影の国でコピーされたもので、使用するクラフト、Sクラフトも本人と同様。 隠者の庭園の住人(セレスト) 登場作:「the 3rd」 声:弓場沙織 方石を通じてケビンたちの手助けをしてくれる謎の人物。最初は声だけだったが、ゲームの進行に連れておぼろげながらも姿を現すようになっていく。 その正体は《輝く環》を封じる計画のために《影の国》に送り込まれたセレスト・D・アウスレーゼの仮想人格であり、正体がわかってからはケビンらからは「セレスト」と呼ばれている。 そのため、クローゼやユリアは、その正体が判明する前から見知っているような感覚があることを口にしている。 作られた目的 《影の国》はもともと《輝く環》がリベル=アーク市民の願望やイメージを取り込んで処理するために作られたサブシステムで、様々な可能世界を実現すべく自己組織化と創造を繰り返すという処理を担っていた。《封印計画》を実行するにあたって《輝く環》の隙を突く必要があったセレストは、《影の国》を機能不全にすることで《輝く環》の処理能力を削ぐことを目論み、《レクルスの方石》を作って《影の国》に干渉し、自らの人格を一部コピーした庭園の住人(セレスト)を送り込むことでそれを実行した。《輝く環》の封印が成功した後は眠りにつき、もし《輝く環》の封印が解かれた場合はその時代の人々の助けとなるはずだった(介入を始める前にエステルらが解決してしまったためこの役割は不要となる)。 [先頭へ戻る]
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