若乃花との対戦とは? わかりやすく解説

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若乃花との対戦

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/13 03:24 UTC 版)

栃錦清隆」の記事における「若乃花との対戦」の解説

若乃花幹士とは1951年5月場所初顔合わせからいきなり激し攻防大熱戦を演じ若乃花勝利した)、これ以降常に熱戦・好勝負演じ続けてきた。1953年3月場所にはあまりの大勝負錦の水引切れて髷がほどけ、しばらくそのまま取組続けたが、動き止まったところで行司待ったをかけ、土俵下でとりあえずの髷を結って勝負再開大熱戦の末に錦が外掛け勝った。「若」の対戦となれば水入りは当たり前、激しい技の打ち合いとしのぎ合い連続観衆だけでなく、当時日本登場したばかりのテレビ通して全国相撲ファン熱狂させた。小さい体で大兵肥満の力士次々なぎ倒す二人の姿は、第二次世界大戦の敗戦から戦後復興向けて立ち上がる日本の姿を、そして自らを投影した人々はとても多かったとされる土俵狭し目まぐるしく動き回る二人攻防が、テレビ時代到来相応しいものであったとも言える。この二人対決と、それを取り巻数多個性的な力士活躍により相撲人気は一気高まり今なお戦後最高と呼ばれる黄金時代となっていった。1950年代のこの黄金期世に栃若時代」という。 両者対戦は、1951年5月場所から1960年3月場所40場所間で34実現錦の1不戦勝を含む)し、千秋楽において両者優勝圏内対戦が5回(相星決戦が2回)あった。また両者相撲水入りになることが多かった千秋楽太字)は、千秋楽結びの一番を示す。 場所対戦勝敗(通算成績若乃花勝敗(通算成績優勝力士備考1951年5月場所 8日目 ●(0) ○(1) 千代の山 初対戦 1951年9月場所 12日目 ○(1) ●(1) 東富士 1952年1月場所 12日目 ●(1) ○(2) 羽黒山 1952年5月場所 6日目 ○(2) ●(2) 東富士 1952年9月場所 - - - 錦(1) 対戦なし。 1953年1月場所 初日(3) ●(2) 鏡里 錦、新大関昇進 1953年3月場所 7日目 ○(4) ●(2) 錦(2) 1953年5月場所 4日目 ○(5) ●(2) 時津山 1953年9月場所 3日目 ●(5) ○(3) 東富士 1954年1月場所 10日目 ●(5) ○(4) 吉葉山 1954年3月場所 11日目 ●(5) ○(5) 三根山 1954年5月場所 12日目 ○(6) ●(5) (3) 1954年9月場所 14日目 ○(7) ●(5) 錦(4) 1955年1月場所 12日目 ●(7) ○(6) 千代の山 錦、横綱昇進 1955年3月場所 千秋楽 ○(8) ●(6) 千代の山 1955年5月場所 12日目 ○(9) ●(6) 錦(5) 1955年9月場所 - - - 鏡里 休場により対戦なし。 1956年1月場所 9日目 ○(10) ●(6) 鏡里 若乃花大関昇進 1956年3月場所 千秋楽 ●(10) ○(7) 朝潮 1956年5月場所 - - - 若乃花当時若ノ花)(1) 休場により対戦なし。 1956年9月場所 千秋楽 □(11) ■(7) 鏡里 1957年1月場所 14日目 ○(12) ●(7) 千代の山 1957年3月場所 千秋楽 ●(12) ○(8) 朝潮 1957年5月場所 12日目 ○(13) ●(8) 安念山 1957年9月場所 13日目 ○(14) ●(8) 錦(6) 1957年11月場所 14日目 ○(15) ●(8) 玉乃海 1958年1月場所 14日目 ●(15) ○(9) 若乃花(2) 1958年3月場所 14日目 ●(15) ○(10) 朝潮 若乃花横綱昇進 1958年5月場所 14日目 ○(16) ●(10) 錦(7) 1958年7月場所 千秋楽 ●(16) ○(11) 若乃花(3) 千秋楽2敗同士相星決戦 1958年9月場所 - - - 若乃花(4) 休場により対戦なし。 1958年11月場所 - - - 朝潮 休場により対戦なし。 1959年1月場所 千秋楽 ●(16) ○(12) 若乃花(5) 1959年3月場所 千秋楽 ○(17) ●(12) 錦(8) 千秋楽錦1敗、若乃花2敗で対戦 1959年5月場所 千秋楽 ●(17) ○(13) 若乃花(6) 千秋楽全勝若乃花1敗で対戦 優勝決定戦若乃花勝利、若乃花優勝1959年7月場所 千秋楽 ○(18) ●(13) 錦(9) 1959年9月場所 千秋楽 ●(18) ○(14) 若乃花(7) 千秋楽錦2敗、若乃花1敗で対戦 1959年11月場所 千秋楽 ○(19) ●(14) 若羽黒 千秋楽両者3敗で対戦勝利。(千秋楽対決年間最多勝をかけた対戦だった。) 1960年1月場所 - - - 錦(10) 若乃花休場により対戦なし。 1960年3月場所 千秋楽 ●(19) ○(15) 若乃花(8) 千秋楽全勝同士相星決戦 最後対戦若乃花横綱昇進前まで(1958年1月場所まで)の対戦成績は、錦の15勝9敗。 両者横綱同士対戦成績1958年3月場所以降)は、若乃花の6勝4敗。

※この「若乃花との対戦」の解説は、「栃錦清隆」の解説の一部です。
「若乃花との対戦」を含む「栃錦清隆」の記事については、「栃錦清隆」の概要を参照ください。

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