置換・今後の予定
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/01 14:02 UTC 版)
「国鉄キハ183系気動車」の記事における「置換・今後の予定」の解説
2013年11月29日には、2015年度から2016年度にかけてキハ261系28両を新製するとの一部報道があったが、これらの増備は置き換えではなく「スーパー北斗」増発用である。 2015年1月15日には、JR北海道が定例記者会見において、今後5年間にキハ183系のうち1981年-1983年に製造された初期量産車(基本番台)から優先的に更新していく方針を示した。また、JR北海道が2015年3月24日に発表した「安全投資と修繕に関する5年間の計画」において、「北斗」で使われているキハ183系後期型22両の重要機器更新工事を2015年度末までに完了すること、キハ183系基本番台34両を廃車とし、キハ261系1000番台の増備を2016年度から2017年度末までに行うこと、そして2019年度以降に残りのキハ183系・キハ281系・キハ283系の老朽取替に着手することを公式に発表している。 なお、老朽化に伴う代替車両確保が困難な面と高規格道路の延伸による特急列車の利用客減少を踏まえ、2017年3月4日に実施されるダイヤ改正では「オホーツク」2往復と「スーパー宗谷」「サロベツ」各1往復の札幌駅 - 旭川駅間を廃止(旭川で電車特急「ライラック」に接続)することにより、運行に必要な車両数を減らすとともに、「スーパー北斗」への新車投入も最小限に抑える。 2018年3月17日のダイヤ改正により、札幌駅 - 函館駅間の特急は全て他形式の「スーパー北斗」となるため、前日の16日をもって「北斗」の運行を終了した。 北斗(2016年3月 - 2018年3月) ← 函館 札幌 → 号車1234567形式キハ183-8550 キハ182-7550 キロ182-7550 キハ182-7550 キハ182-7550 キハ182-7550 キハ183-4550/8550/9550 改正後、基本番台の14両(旭山動物園号を除く)は順次廃車となる予定である。旭山動物園号の5両も2018年3月25日をもって運行終了し、廃車の予定である。JR北海道は2018年3月に、同年6月までに基本番台全車を引退させることを発表し、6月30日より「オホーツク」「大雪」の一部列車から車両の方向転換を行い、ハイデッカー型グリーン車を2号車にした編成に順次変更し、7月1日に全編成が変更完了し、前日の6月30日を持って、1980年2月の運行開始以来38年間続いていた初期型車両(900番代・基本番台)の全車両の運行を終了した。 2018年度では、261系気動車の6次車2両と7次車17両の計19両を増備し、特急気動車17両の老朽取替を年度内に完了した。これに伴い、基本番台の車両が全て廃車となり、また函館運輸所の本形式の配置がなくなった。
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