結成と内部での論争とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > 結成と内部での論争の意味・解説 

結成と内部での論争

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/08 20:02 UTC 版)

日本社会主義青年同盟」の記事における「結成と内部での論争」の解説

前身日本社会党青年部1959年10月開催社会党第16回大会決定を受け、1960年初頭には社会党青年部中心に日本社会主義青年同盟結成準備会が作られ機関紙社青同』(現、『青年の声』)第1号1960年3月10日付で発行された。正式結成1960年10月15日第1回全国大会で、西風勲初代委員長選出された。結成準備期間はちょう安保闘争と「三池闘争」との巨大な高揚時期であり、各地社青同準備会は正式結成以前から社青同の旗を掲げて闘争参加した。そのため、社青同は「安保三池から生れた」といわれる当時構造改革論支持する活動家執行部形成した。しかし、1964年2月第4回大会では、執行部原案修正され改憲阻止・反合理化」というスローガン闘い中心に決定し社会主義協会系の活動家実権握った。四回大会で委員長空席だったが、大会委託により翌月中央委員会深田肇選出された。 これ以降社会主義協会優位社青同内で続くが、1967年社会主義協会分裂社青同にも影響与えた1969年9月第9回大会では、いわゆる三つ見解」が対立し向坂向坂逸郎)派・反戦派(解放派第四インター主体変革派など)・太田太田薫)派の間で分裂状態陥った各派議案提出順にそれぞれ第一見解第二見解第三見解呼ばれた論争は、直接には反戦青年委員会運動の性格めぐって起こった第一見解派(向坂派)は、日本社会党総評強化するという立場取った反戦青年委員会については、先進的な活動家個人加盟組織とすることを否定し青年部団体共闘として活動続けるべきと主張した第二見解派(反戦派)は、解放派や(社会党社青同加入戦術行っていた)第四インターなどの新左翼勢力から成り社青同社会党解体と、その中の先鋭的部分による別の革命党創出主張した第三見解派(太田派)は社会党総評解体という「第二見解」の主張には反対したが、当時の社会党・総評の向かう方向には確信持っていなかったとされる大会最終日第三見解派は大会ボイコットし第一見解派・第二見解派の連合執行部かろうじて成立し社青同解体をまぬがれた。第一見解派の盛山健治が委員長選出された。 まもなく反戦派と向坂派対立深まり一年後中央委員会反戦中執辞任し太田派反対に回って向坂派執行部提出10大会招集案は否決されたが、盛山委員長委員長権限全国大会招集表明した1971年2月開催され社青同10大会で向坂派活動家執行部独占し盛山健治が委員長再選された。第二見解反戦派のうち革労協第四インターはただちに除名された。主体変革派はすぐには除名されなかったが、まもなく自己崩壊し大阪など拠点地本解散処分になった第三見解太田派同盟員10大会参加せず、まもなく別組織社青同全国協を立ち上げたが、社会党向坂派執行部社青同唯一の支持協力青年団体として承認し、これ以後社青同向坂派協会影響極めてい組となるとともに、急速に組織拡大した社青同全国協はその後青年フォーラムへと名称を変更し新潟福岡熊本などに一定の勢力維持したが、現在は組織としては活動休止状態にある(構成員個人としては今も社会民主党などで活動している場合が多い)。

※この「結成と内部での論争」の解説は、「日本社会主義青年同盟」の解説の一部です。
「結成と内部での論争」を含む「日本社会主義青年同盟」の記事については、「日本社会主義青年同盟」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「結成と内部での論争」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「結成と内部での論争」の関連用語

結成と内部での論争のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



結成と内部での論争のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの日本社会主義青年同盟 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS