結成とデビューとは? わかりやすく解説

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結成とデビュー (1980年代 - 1988年)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/07 17:37 UTC 版)

キングダム・カム」の記事における「結成とデビュー (1980年代 - 1988年)」の解説

1980年代アルバム『バーンズ・ライク・ア・スター』『レット・ゼム・トーク』をリリースし、「Break Down The Wall」のヒットなどで知られアメリカハードロック・バンド「ストーン・フューリー (Stone Fury)」の元メンバーで、ドイツハンブルク出身ボーカリスト、レニー・ウルフ (Lenny Wolf)は、一旦ドイツもどった後、ふたたびアメリカにもどりポリグラム契約アメリカ出身ギタリスト、ダニー・スタッグ (Danny Stag)、リック・スタイアー (Rick Steier)とドラマーのジェイムス・コタック (James Kottak)、イタリア出身ベーシストジョニー・B・フランク (Johnny B. Frank)と「キングダム・カム」を結成する1988年、レニー・ウルフは、メタリカボン・ジョヴィエアロスミスなどとの仕事知られるプロデューサーボブ・ロック (Bob Rock)に紹介され、そしてボブ・ロックが彼らのデビュー・アルバムプロデュースすることとなったバンドカナダのバンクーバーにあるリトルマウンテン・スタジオでレコーディング行った。レニー・ウルフとボブ・ロックニューヨークエレクトリック・レディ・スタジオミキシング行っている際、「ゲット・イット・オン」を聴いて気に入ったジョン・カロドナー (John Kalodner)は曲を個人的にカセットテープ録音した。しかしそのテープまわりまわって最終的に外部漏れてしまい、バンドはもちろんレーベル知らないうちにゲット・イット・オン」はアルバム・リリース前にラジオオンエアーされてしまった。音楽誌Music Network』がこれを「なぞのバンド」として報じたことで大きな話題となり、連日ラジオリクエスト殺到する事態になった同年1stアルバム1stアルバムキングダム・カム』がリリースされるや、そのレッド・ツェッペリンなどブルースロック影響色濃く受けたホワイトスネイクなどにも通じハードロック瞬く間ヒットしビルボード12位を記録しゴールドディスクとなるなど世界的なヒットとなった。またこの年バンドモンスターズ・オブ・ロック北米ツアードッケンスコーピオンズメタリカヴァン・ヘイレンとともに参加した。 しかし、彼らの楽曲やレニー・ウルフのボーカルあまりにレッド・ツェッペリン連想させたこと、また当初バンドが「なぞのバンド」とされたため、曲を聴いてレッド・ツェッペリン再結成ではないかとの憶測も出るなどしていたことなどから次第批評家ミュージシャンなどから批判され始めバンドレッド・ツェッペリンクローンなどといったレッテルを貼られ激し批判対象とされた。ロック・ギタリストのゲイリー・ムーア (Gary Moore)にいたっては、アルバムアフター・ザ・ウォー収録の「Led Clones」という曲で露骨に批判した。ダニー・スタッグが「レッド・ツェッペリン聞いたことはない」等と発言した雑誌報じたことも状況悪化させる要因のひとつとなった。ただしそれはダニー・スタッグの発言一部だけを意図的に切り取ったもので、実際彼の発言内容とは異なるものだった批判は収まらず、それはアルバム・セールスやライブ動因にまで大きな影響を及ぼすこととなった。なお、これらの事に関連して、「キングダム・カムレッド・ツェッペリンから訴えられレッド・ツェッペリン勝訴した」というような話が語られることが時折あるが、実際にそのような事実はない。

※この「結成とデビュー (1980年代 - 1988年)」の解説は、「キングダム・カム」の解説の一部です。
「結成とデビュー (1980年代 - 1988年)」を含む「キングダム・カム」の記事については、「キングダム・カム」の概要を参照ください。

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