精霊のカード
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/11 04:31 UTC 版)
イラストのモンスターが意思を持ち、実体化するカード。視認できる者は少数であり、劇中では「闇の決闘」の関係者のほかには十代、万丈目、みどり、紅葉のみ。 ハネクリボー レベル:1 属性:光 種族:天使族 攻撃力:300 守備力:200 十代の相棒。精霊が宿っている。元々は紅葉が所持していた。登場カードではアニメ版での登場も多いカード。自身が破壊されたターンのみ、あらゆるダメージを無効化する特殊能力を持つ。 魔法カード「進化する翼」で「ハネクリボー LV10」に進化する。LV10の特殊能力は相手の戦闘フェイズ、自身を生贄に相手の全攻撃表示モンスターを破壊し、その攻撃力の合計ダメージを相手に与える。作中では万丈目戦で登場。一度目は勝利を齎したが、校内大会の決勝では効果を発動すべく十代がフィールド全てのモンスター効果を無効化する「アビリティ・リミテイション」を一時解除したスキに万丈目が発動した「竜の魔眼」でそれを破壊され、召喚されていた「光と闇の竜」に破壊効果を無効化・撃破されている。3度目の登場はなく、吹雪戦ではPLUTOの効果でリバースしていた「進化する翼」を奪われ召喚できなかった。 速攻魔法「錬金術の研究成果」を使うことで「ハネクリボーLV9」になる。こちらの効果は「錬金術の研究成果」のコストで墓地から除外した3体のモンスターの攻・守力を得る能力。その代わり、1ターンしか存在できない。小日向戦で登場。OCGでは「チェーン発動時に手札から特殊召喚可能」「攻・守は相手の墓地の魔法カードの枚数×500」「墓地に置かれる魔法カードはゲームから除外される」に変更されている。LV9の攻撃名は「バーサーカークラッシュ」。 物語に深く関与しているようで「最後のピース」として狙われている。3千年前の回想にも登場している他、要所で不思議な力を発揮している。 宿っている精霊の正体は、かつてトラゴエディアの魔力の源である心臓を取り込んだ「白き羽の精霊」。何らかの手段でその存在と因縁を知ったペガサス・J・クロフォードの手によりその姿を「ハネクリボー」としてカード化され、そのうちの一枚を器として与えられている。そのためトラゴエディアに対しては強い敵対心を持っており、またトラゴエディアからは「オレの最後のピース」として狙われている。また、闇の決闘の敗者を闇から救い出す(敗者を捕らえる闇を吸収する)力を持っているが、敗北直後でなければ効果が薄いらしく、紅葉に対してはかろうじて肉体的に命を留める程度だった。 オフィシャルカラーは黒だが、十代の所持する「相棒」の場合は元々の色は白で、トラゴエディアの心臓を取り込んだ影響で変色している。 光と闇の竜(ライトアンドダークネス・ドラゴン) レベル:8 属性:光 種族:ドラゴン族 攻撃力:2800 守備力:2400 万丈目が使用するドラゴン族モンスター。初登場は第3話。万丈目の精霊。一切の特殊召喚ができない最上級モンスター(ただし、「輪廻竜サンサーラ」の除外効果で特殊召喚されたシーンが存在する)。効果はフィールド上に表側表示で存在する限り効果モンスターの効果・魔法・罠カードの発動を無効化する。但し、効果を使うごとに攻撃力と守備力が500下がる(このカードの元々の攻守を考えると4回まで発動し、OCGでは同一チェーン上で一度しか適用されない)。また、フィールド上に表側表示で存在する限り闇属性としても扱う。使いにくい印象を受ける効果だが、うまく使いこなせば場を支配しうるだけの働きもできる。精霊が宿っているのは「ハネクリボー」が関係する。これは、仲間を欲しがった「白き羽の精霊」(当時は紅葉が所持していた)が、自らが取り込んでいた「マアトの羽」を万丈目が持っていた「光と闇の竜」のカードに移し変えたため。 攻撃名は「シャイニングブレス」と「ダーク・バプティズム」。前者は光属性として、後者は闇属性としての攻撃と思われる。 コミックス1巻の付録となった。ちなみに原作でカードとして登場するより早く(作中では第3話にて精霊として登場)カード化された。OCGでは上記の効果に加え、このカードが破壊された時に墓地のモンスターを1体選択し、自分フィールド上のカード全てを破壊した後に選択したモンスターを墓地から特殊召喚する効果が追加された。後に準制限カード入りする事となったが、2008年9月の改正で無制限カードとなった。 「ハネクリボー」によって精霊となった為か、「精霊のカード」を狙う者にとってカウント外のカード。 マアト レベル:10 属性:光 種族:天使族 攻撃力:? 守備力:? 2体の精霊モンスター「ハネクリボー」と「光と闇の竜」が融合したモンスター。体中の至る所に、千年アイテムが散りばめられている。 カード名を宣言し、ドローする。宣言した通りのカードをドローした時、そのカードを使用し、効果が再発動できる効果とこのカードの攻撃力と守備力は、この効果でドローした枚数×1000ポイントで決まる効果を持つ。 OCGでは融合モンスターではなく通常召喚できない効果モンスターとなり、自分フィールド上に表側表示で存在するドラゴン族・光属性モンスター1体と天使族・光属性モンスター1体を墓地へ送った場合のみ特殊召喚できる。1ターンに一度、カード名を3つ宣言して発動できる。自分のデッキの上からカードを3枚めくり、宣言したカードは手札に加え、それ以外のカードは全て墓地へ送る。自身の攻撃力と守備力は、この効果で手札に加えたカードの数×1000ポイントになる。 トラゴエディア戦において精霊2体の融合により出現した新たなモンスター(十代のエクストラデッキには当然入っておらず、ハネクリボーの導きにより融合召喚時にカードそのものが精製されている)。効果発動時に額の「千年眼」の力で十代のデッキをサーチして先頭のカードを次々と教える、という形で援護、最終的に攻撃力6000に到達してフィニッシャーとなった。
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