篠田昭新潟市長の見解
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「新潟中国総領事館の万代小学校跡地移転問題」の記事における「篠田昭新潟市長の見解」の解説
2010年12月7日、市議会定例会において市議と篠田昭市長との間で本件に関する質疑応答があった。[要出典]回答者:篠田昭新潟市長 質問者:高橋三義議員(新市民クラブ)(質問)中国総領事館の誘致目的や意義、および拠点性の向上や経済効果をどう考えているのか?(回答)新潟と中国の文化・観光・経済等様々な分野での交流拡大発展が目的。韓国、ロシア、中国の3か国の総領事館が揃い、本市の拠点性がさらに高まった。経済交流の活発化を期待するとともに、本市が北東アジアの平和と安定に貢献できるように努力したい。 (質問)総領事館の役割と今後期待するものは何か?(回答)総領事館の業務は日本人への査証(ビザ)の発行、文化・観光・経済等分野での交流推進、自国民の保護、市民・地域住民への情報提供等。中国総領事館にはこれまで、上海万博新潟フェアへの支援など、多くの分野で様々な協力をいただいている。 (質問)多くの市民は治安上の問題をいちばん心配している。治外法権を含めた治安の安全性をどう考えているか?(回答)総領事館の警備については警察が24時間態勢で警備にあたっており、近隣地域の安全確保については万全の態勢。治外法権は領事業務に関する特権であり、総領事館が犯罪被疑者を匿う施設であるとは認識していない。 (質問)5,000坪はあまりにも広い。建設の規模職員体制など事前に相談があったのか?他の5か所の領事館立地との比較はどうなのか?(回答)総領事館によると事務所に加え、職員宿舎や公邸、地域交流に活用できる庭園等も設置したいとの事。今後面積について総領事館と協議していく。 質問者:山田洋子議員(市民クラブ)(質問)市長の記者会見で凍結という言葉を使われたが、凍結ということは具体的には来年度以降どのように考えているのか?(回答)報道各社には凍結という言葉で報道されたが、私は凍結という言葉は使っていない。現在は通常の雰囲気で地域住民への説明会が開けないので、しばらく状況を見守る。 (質問)本件は将来の市民にとっても非常に重大な問題だ。住民投票をして信を問うべきではないか?(回答)市民の代表である議会の判断が肝要であり住民投票は考えていない。 (質問)中国は北朝鮮の羅津港に50年租借をしたが、どのような認識か?日本海にまっすぐ出るルートで中国人の大量流入も考えられるのではないか?(回答)中国が北朝鮮の羅津港の埠頭の一部を借り上げている。現在北朝鮮とは国交もなく輸出入は禁止されている事から、同港を利用した物流について現時点で可能性はないと考えている。 (質問)北京五輪聖火リレーの長野市で国内中国人留学生が動員された前例もあるが、中国の国防動員法についてどう思うか?(回答)この法律は中国において国家の主権統一・領土の保全及び安全が脅威にさらされた場合を念頭に民間資源の徴用等含む国防動員制度を全面的に整備したものと聞いている。 (質問)住民への説明会が通常の雰囲気ではない、ということが説明会をしない理由だそうだが、本当に自信があり必要であれば何度でもきちっと説明すべきではないか。通常の雰囲気とはどういうことを言っているのか?(回答)この問題について地域以外からいろいろな意見が頻繁に出てくるというような事、これは通常の雰囲気ではないと思っている。
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