第3ドール翠星石
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/03 01:13 UTC 版)
「ローゼンメイデンの登場人物一覧」の記事における「第3ドール翠星石」の解説
翠星石(すいせいせき) 声 - 桑谷夏子 / 水樹奈々 第3ドール(三女)。如雨露(じょうろ)を持つ「夢の庭師」。夢庭師は双子ドールで、翠星石は「姉」にあたる。妹は第4ドール蒼星石。 初登場はPhase9。結菱一葉との契約を拒否し、Phase17で桜田ジュンを契約マスターとする(真紅との二重契約)。ゼロでの契約者は菊。 喋り方は丁寧語。普段の口語は、一人称を「翠星石」、語尾を「…ですぅ」とし、毒舌が多い。素の口調だと、一人称は「私」になり、語尾は「…です」となる。 性格は臆病で人見知り。初対面の者とは目を合わせようとせず、すぐ誰かの後ろに隠れてしまうが、打ち解けた相手には毒舌かつ上から目線で物を言う。清楚で淑やかな外見に反して口が悪く、所謂ツンデレ。その一方でケンカや争いが嫌いで、姉妹同士が戦うアリスゲームもできるだけ避けたいと思っている。クッキーやスコーンなど、お菓子作りが得意。 ジュンとは名前で呼び合うほか、「チビ人間」「性悪人形」とも呼び合う。ジュンへの「チビ」は身長ではなく「夢の『心の樹』が小さいから」。ほか、他者への呼称が独特で、チビ苺(雛苺)、カナチビ(金糸雀)、デカ人間(みっちゃん)、デカチビ人間(大ジュン)、いなかっぺ人間(初期の菊)、おじじ(一葉)。 人工精霊はスィドリーム(薄緑)で、庭師の如雨露を出して水を入れたり、夢の扉を開いたりする。 夢庭師として、他者の夢に入り、精神に干渉する能力を持つ。「庭師の如雨露(じょうろ)」で、人の心に育つ「心の樹」を成長させることができる。能力を過剰に用いると、腐らせたり雑草を増やし、心の成長を妨げ、記憶に縛り付けることになる(悪用すれば、悲しい記憶に心を支配させることができる)。通常戦闘では、如雨露の水を用いたり、世界樹や「心の樹」を召喚したり操作して戦う。全ドールで唯一、鞄で飛行するという特徴がある。 服装はオランダやベルギーの民族衣装のような深緑のロングスカートのエプロンドレス。両目は左がエメラルド色・右がルビー色のオッドアイ(蒼星石とは左右逆)。髪は床に届く程の茶色のロングヘアで後ろで二つに分かれてカールしている。白い三角巾のようなヘッドドレスを被っている。 桜田家の3ドールの一人である。当初はジュンを毛嫌いし、よくトラブルを起こしていたが、彼が体を張ってドールを守ろうとする姿に惹かれていく。雛苺のことは小馬鹿にしておちょくっており、よくケンカする。真紅との仲は基本的に良好ではあるが、ジュンが真紅ばかり構っていると焼餅をやく。蒼星石とは過去はいつも一緒であったが、1部では道を違えたため、一緒にいるシーンは少ない。3部では桜田家に蒼星石を迎えて同居する。 1部では蒼星石と対立し、アリスゲームの末に彼女を失う。ジュンと契約し、水銀燈に奪われた蒼星石のローザミスティカを取り戻すことを決意する。悲しみを抱えつつ気丈に振る舞い、嫌っていた一葉とも和解する。 2部では「まかなかった世界」に自ら赴く。蒼星石を復活させ、ジュン・真紅と共に桜田家に帰還する。この過程で、雪華綺晶とも水銀燈とも波乱があった。 3部では、ジュンを守り、雪華綺晶に囚われた一葉の救出を目指す。だがジュンを狙われて昏睡状態になり、さらにドールズも雪華綺晶のフィールドに引きずり込まれ、蒼星石とも別れてしまう。出現した敵の双子ドールを見て、思うものがあり、仲間を逃がして防戦する。最終的にはゼンマイ切れで停止したボディを皆人に回収され、改造されて真紅と戦わされる。 『ゼロ』では主役ドール。契約者は菊。ゼロドールの影響を受けており、記憶が不完全で、また鞄を失くしている。さらに「兎頭の怪人」に紅い右眼を狙われる。 初期アニメ1期では、柴崎元治にねじを巻かれて目覚めた。元治が正気を失い、蒼星石を束縛することを耐えかねて、真紅の元にやって来る。その時点では契約をせず、2期4話になってジュンと契約する。2期終盤のアリスゲームでは、薔薇水晶に襲われた金糸雀をかばいリタイヤ。薔薇水晶が自壊した後に、ローザミスティカが戻り、復活する。 初期アニメ1期4話副題『翠星石』、独語サブ「Jade Stern」(ヒスイ石。翡翠)。
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