第20回総選挙への出馬とは? わかりやすく解説

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第20回総選挙への出馬

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/21 02:57 UTC 版)

棚橋小虎」の記事における「第20回総選挙への出馬」の解説

1937年総選挙時の選挙事務所風景。左から一人おいて妻の孝子百瀬嘉郎・棚橋林虎雄山本初吉。 1937年3月31日林銑十郎内閣衆議院解散しいわゆる食い逃げ解散」)、これによって総選挙が行われることとなった棚橋長野県第4区 から立候補することとし選挙事務長百瀬嘉郎(東筑摩郡連合青年団長、のち長野県翼賛壮年団本部長)を中心として、代用教員時代教え子である和田村長の上条次郎波田産業組合専務理事伊藤茂策など、県連青年団幹部から上条次郎神林村助役、農革同盟長野県書記長)や所貞門(のち東筑摩郡翼賛壮年団長)など、更に社会大衆党 から林虎雄山本初吉など、また東京から新人会喜入虎太郎作家葉山嘉樹などで選挙組織構成した。尚、棚橋当時まだ淡路から移住したばかりであったこともあり、この選挙組織は主に林虎雄担当していた。棚橋陣営は、第19回総選挙時にトップ当選果たし1936年12月死去した中立候補畔田明支持者を全選挙区においてほぼ棚橋支持にすることに成功し、更に東筑摩郡においては社会大衆党長野県支部連合青年団幹部代用教員時代関係者少年時代生い立ちの地の人々南安曇郡においては農民・旧党の関係者支持それぞれ得られたが、一方で北安曇郡での支持伸び悩んでいた。当時新聞棚橋喜入三名を「三虎隊」とはやし立て人気良かった林虎雄回想している。しかし、棚橋陣営配布していた立候補挨拶状印刷され写真の中で棚橋佐野学幸徳秋水写っている写真があり、棚橋対抗馬であった立憲養正会田中耕はこれを棚橋共産主義者証拠だとして逆宣伝した結果棚橋支持基盤一つであった教育界支持失い4月30日投票の結果9,669票の次点での落選であった。但し、松本市得票第3位市域である島立村和田村では得票第1位という善戦ぶりで注目され、この善戦に対して信濃毎日新聞5月2日付では社会大衆党善戦については将来期待がもてる、と好感をもって迎えられた。選挙落選後棚橋陣営買収饗応嫌疑5月2日正午までに15名が取調べ受けたが、林虎雄留置関係者釈放求めるなどして取調べ終了後逐次帰宅許された。しかし、5月4日には幹部2名が松本刑務所強制収容され、更に諏訪市宅に逃れていた棚橋百瀬逮捕され最終的に百瀬ほか6名が公判付されそれぞれ禁固刑や懲金刑の判決下されたが、文書違反程度解決をみて、百瀬には後に執行猶予となった総選挙次点となった棚橋社会大衆党松本支部結成して、自らの政治基盤拡大図った。更に11月29日から社会大衆党第6回全国大会決定となった皇軍慰問参加した。この皇軍慰問団は満州班・上海班・北支班に分けられており、棚橋北支班に参加した1938年12月11日社会大衆党県連大会開催され県連委員長選出された。党内着実に中央への進出進めていた棚橋であったが、1939年2月社会大衆党東方会合同失敗して以降新体制運動中心となっていった社会大衆党1940年7月6日解党し、更に党の中心にいた麻生9月6日死去したこともあって独自で選挙地盤固めざるを得なくなったこの間1939年6月18日に妻の孝子胃ガンのため死去している。

※この「第20回総選挙への出馬」の解説は、「棚橋小虎」の解説の一部です。
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