秀忠の回りの女性たち
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2013/11/03 03:28 UTC 版)
お江(おごう) 演:岩下志麻(少女期:森岡むつ美) 秀忠の正室。1573年(元亀4年・天正元年)の浅井家滅亡間際の激しい戦火の中、浅井長政と織田信長の妹・市の末娘として生まれ、信長の姪にして浅井三姉妹の三女。淀殿とお初(常高院)の妹。乳のみ子の時北近江小谷城、11歳の時越前北庄城で2度の落城を経験しており、12歳で佐治一成、20歳で豊臣秀勝に嫁いでおり、23歳の時秀忠と3度目の結婚で、6つ年上の姉さん女房である(光圀談)。才色兼備で秀忠との仲は非常に良好だが、気性が激しく嫉妬深い一面がある。ストーリー前半では、徳川家と豊臣家の関係をしきりに案じていた。政略結婚に反発心を覚え、特に3歳で加賀に嫁いだ珠姫や、徳川家と豊臣家の懸け橋となるべく7歳で大坂に輿入れした千姫のことを気にかけていた。秀忠と家光が二条城行幸のため上洛している最中に54歳で亡くなった。 志乃(しの) 演:櫻井淳子 大久保忠隣が秀忠の側室に推挙した娘。伏見の浪人・富田甚兵衛の三女。秀忠の側室となり、長子・長丸を産むも長丸は夭折する。 お浜(おはま) 演:吉田かおる 大久保忠隣が秀忠の側室に推挙した娘。高槻村の庄屋・福右衛門の娘。 お杉(おすぎ) 演:重光絵美 大久保忠隣が秀忠の側室に推挙した娘。大原の刀鍛冶・依田善三の妹。 お静(おしず) 演:高橋かおり 大姥局付きの侍女。秀忠の愛人。お江が千姫の輿入れに同行して上洛している間に、大姥局と阿茶局が秀忠に引き合わせ、それ以降秀忠はひそかにお静に想いを寄せるようになった。その後大久保忠隣の勧めと大姥局の計らいによりお静との間に子供をもうける。最初は大姥局の一存で水に流したが、2人目が幸松、後の保科正之である。しかししばらく認知されず、穴山梅雪の妻で武田信吉の義母であった見性院の元で幸松とともに過ごす。後にお江に発覚し、幸松は武田家ゆかりの保科家で養育されることになり、信濃高遠に赴く。 大姥局(おおうばのつぼね) 演:草村礼子 秀忠の乳母。お福とは折り合いが悪く、何度も衝突していた。 千姫(せんひめ) 演:大河内奈々子(幼少期:大田ななみ→近内里緒→松本まりか) 秀忠とお江の長女で豊臣秀頼に嫁ぐ。秀頼の死後は本多忠刻に嫁ぐがやはり死別し、秀忠のもとへと戻ってきた。 珠姫(たまひめ) 演:仲根紗央莉(幼少期:磯野すず) 秀忠とお江の次女。3歳で前田利常に嫁ぐ。24歳で亡くなり、秀忠とお江を嘆かせた。 勝姫(かつひめ) 演:月見恭子(幼少期:臼井佑香) 秀忠とお江の三女。松平忠直に嫁ぐ。乱行を繰り返し参勤しない忠直に代わり、仙千代と共に江戸に赴く。本作では史実よりも誕生の時期が早く、関ヶ原の合戦の前に産まれていた。 初姫(はつひめ) 演:森下涼子(幼少期:碇由貴子) 秀忠とお江の四女。伯母・お初の養女となり、京極高次の子・忠高に嫁ぐ。 東福門院和子(とうふくもんいん まさこ) (和姫→和子→中宮和子→東福門院和子) 演:酒井美紀(幼少期:新井葉月→尾崎千瑛→松田彩香→井上麻衣) 秀忠とお江の五女。 お辰(おたつ) 演:内山裕子 長丸の乳母。 古五(こご) 演:堀江奈々 お江の侍女。竹千代に乱暴され子を孕んだと訴えるが、お福の計らいにより伊丹権六が身代わりになり磔にされた。古五も密通の罪で首を刎ねられた。身代わりの家臣を処刑され、最初の子も母親ともども始末された竹千代は衝撃を受け、それ以降女性と距離を置くようになった。 お稲(おいね) 演:望月悦子 お江の侍女。お江が49歳になったため、側室にと秀忠に差し向けた。しかし秀忠は「家光の間違いではないのか?」と返した。
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