神剣ラグネル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/06 14:52 UTC 版)
「アイク (ファイアーエムブレム)」の記事における「神剣ラグネル」の解説
『蒼炎』『暁』両作で入手するアイク専用武器。女神の祝福を受けし剣。同じく女神の祝福を受け、その効果であらゆる攻撃を受け付けぬ鎧に刃を通せる。黄金の刀身に渋い銀色の柄を持ち、翠色の宝石が柄の装飾に2個、刀身の根本に1個埋め込まれ(両面合わせて計6個)、剣の先端と根本に広がりのあるデザインが特徴。ラグネルと対を成す武器に神剣エタルドが在る。こちらは漆黒の騎士が愛用し、白銀の刀身に淡い金色の柄である以外はラグネルと全くの同形状・同性能を持つ。エタルドのみ『蒼炎』のムービーシーン「運命の一夜」において専用の鞘を確認できる。日本国外版ではエタルドとアロンダイトの名称が入れ替わっている。 当初はラグネル・エタルド共に漆黒の騎士が所有していたが、『蒼炎』第7章「漆黒の魔手」にて漆黒の騎士が師ガウェイン(グレイル)に真剣勝負を臨ませるため、ラグネルを投げ渡すものの、グレイルは利き腕と共に剣技を捨てていたことから拒否。結果として敗れ、死後戦いの場に残されたラグネルはアイクがいつか漆黒の騎士と出会い、仇討ちを果たすために回収。第27章「宿命の刻」でようやく訪れた決闘の場に持ち出される。『蒼炎』でのデイン=クリミア戦役の後は、ベグニオンの至宝という事実が判明したために返還、帝都シエネに所在する大神殿マナイルの宝物庫へ保管された。3年後、『暁』第三部において帝国元老院の神使へ対する反逆が起こり、マナイルに幽閉されたサナキが神使親衛隊(聖天馬騎士団)の救助で脱国する際に宝物庫から持ち出し、再びアイクの手へ渡る。 ラグネルとエタルドは大振りな外見だが元来双剣であり、『蒼炎』~『暁』時代の約800年前に起きたアスタルテとユンヌの人類を巻き込んだ争乱の時、アスタルテ側に付き戦いを勝利へ導いた【三雄】の一人、ベオクの女剣士オルティナ(後のベグニオン初代国王)が二刀流で愛用していた。女神の祝福とはアスタルテがそれぞれの剣に与えた加護を指す。エタルドは『暁』第四部終章[Area2]で漆黒の騎士が死した後ラグネルと共鳴、ユンヌは「あなたに持っていって欲しいんじゃないかしら?」と意志が在るかのように語り、光り輝く剣がアイクの封印された記憶を開放、更に当時その場に居合わせたゼルギウスの記憶をアイクとユンヌへ移し伝えるまでに至っている。 終章[Area3]においてユンヌの加護も授かり、双方の女神から祝福を受け更に強力な剣となる。ユンヌには「物にはそれを扱う者との相性がある。あなたの場合はラグネルが最良」と御墨付きを得ている。 ゲーム上の性能では高威力、使用回数無限、装備時守備+5の補正効果、間接攻撃可能(剣から発する衝撃波で遠距離の敵を斬る)と屈指の強力武器。命中率と重量にやや難点もあるが然程問題ではない。『蒼炎』では数少ない間接攻撃を行える剣武器であり、敵の必殺率を無効化する隠し効果もある。『暁』では必殺無効の効果が無くなったものの、入手時期は第三部11章と早めで前作に比べ使用可能な機会が増加。しかしそれだけに、デイン軍がプレイヤー視点の第三部13章「血の代償」では、ラグネル装備の敵将アイクが大きな脅威と化す。第四部終章[Area2]で漆黒の騎士を撃破後はエタルドも入手するが、こちらは専用武器ではないため他のユニットが装備可能。
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