登場人物・妖怪など
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狛止米子(こまどめ こめこ) 紅椿学園中等部2年生。元々妖魔術の素質があり、前からぼんやりとした妖怪の姿を見ていた。幼いころの水難事故で、顔に大きな傷跡があり、その事故で父を亡くした。 父の死が水鬼のせいだと知り、その水鬼を殺そうとしたが、結局果たせなかった。そしてその悔しさを糧に、ザバラザに挑む。 瀞牧兼(とろまき かねる) 「瀞」の字は、正確にはさんずいに「静」だが、表示の便宜上ここでは「瀞」としている。 紅椿学園中等部2年生。米子と幼馴染。妖魔術の素質は全くない一般人。米子が「か」にアクセントを置いて外国人の名前のように「カネル」と呼んでいるので、周りにもそのイントネーションが定着している。 あだ名は「ハイテンションのび太」で、ツッコミ役。米子といつも一緒にいることから「金魚のフン」と揶揄されることもある。米子のためならば危険を顧みず行動する。 大天使のうち最弱のアナエルを二度召喚し、結果鬼神として強大な力を得るが、代わりに妖怪化してしまった。 ロロミ 他校から妖魔術クラブに入りに来た妖魔術師の少女。強力な術を使うが、力不足を理由に妖魔術クラブ入会を拒否された。そのため、入会許可された米子を恨んでいる。なぜかドアを開けられないので、どうしてもそこを通るときは連れている小龍に壁やドアを切り刻ませる。 シリル 黒い詰襟に黒いマントをはおり、学生帽をかぶった少年。エレメントを含ませたタロットカードを投げて攻撃する。外国人のような名前だが日本人。 寺流五郎八(てらながれ いろは) 妖魔術クラブ現会長。メラ星の両親のもとに行っていて半年ほど休学したため、3年生で留年した。彼女の慕う妖怪は数多く、召喚円を使う必要がないほど。 桜宮サヤ(さくらみや サヤ) 紅椿学園卒業生。結界で地下校舎から出られなくなっていた米子たちを救い出した。相変わらずウサギ好きなようである。前作ではうまく作れていなかった人工精霊を操るなど、実力も上がっている。 九堂よしえ(くどう よしえ) 紅椿学園卒業生だが、なぜか紅椿学園の制服を着ている。最近体に改造を加え頭に補助電源を付けて、首だけになってもある程度生きられるようになった。後頭部に補助電源のスイッチが付いているようだ。 雨神丈斗(あまがみ たけと) 地球を救った伝説の人物。地球を救ったのちに力の使いすぎで死んだとされていたが、それは強い力を持つ彼が無防備な状態だと知られないための嘘であり、本当は地下校舎の奥で眠りについていた。 ピヨトル ベロルの元副官。サイボーグによる延命措置を繰り返し、その末に細胞が死にかけて人工細胞も拒否反応を起こし、今では脳と頭の一部しか体がなくなっている。大天使との融合で命を長らえベロルに復帰しようとするが、ザラバザに裏切られ殺される。 ザラバザ ピヨトルの腹心の緑の鬼。ピヨトルを殺し、大天使ガブリエルと融合するが、鬼神となったカネルに倒される。 マリマ 酷薄な女研究員。背中に機械じかけの8本の腕が収納された薄い箱を背負う。研究のためなら寝返りも何とも思わない。ダリオを姉さんと呼ぶ。 シロ フェレット鬼。パンダのぬいぐるみのユウを背負っている。いつもロロミにいじわるされているらしい。前作のラストでもわずかに登場していた。 タカイタカイ マットのような姿で、人が近付くと触手でその人を放り投げる。だがそれは決して怪我しないようなもので、じゃれているのに近い。ちょっといじめられるとすぐに逃げてしまう。米子が召喚円を書くと、なぜかタカイタカイしか来ない。コンペイトウが好き。 遊天童子(ゆうてんどうじ) 丈斗に憑く妖怪。丈斗が眠っている今は、アマタケの護符を不正使用する者などがいないか見張っている。 水鬼(すいき) 透明な大蛇の姿の妖怪。米子の父を殺した。 かつて商人を溺れさせようとした時、商人は娘が育つまで待ってくれといった。水鬼はそれを信じ商人を逃がしたが、商人は戻ってこなかったばかりか、水鬼を退治しようとした。そこで水鬼はその一家を皆殺しにした。その時から水鬼は、人間を溺れさせ、約束を交わして逃げさせては、約束を守らない人間の一家全てを喰ってきた。米子の父は、約束を守って米子の代わりに水鬼に殺されたのだった。 米子の父と交わした約束を果たすため米子を喰うことを拒むなど、心底からの悪い妖怪ではないようだ。
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