登場人物、歌手、楽器
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/31 07:06 UTC 版)
「後宮からの誘拐」の記事における「登場人物、歌手、楽器」の解説
太守セリム(セリフのみの役) ベルモンテ、スペインの貴族(テノール) ペドリッロ、ベルモンテの召使(テノール) コンスタンツェ、ベルモンテの婚約者(ソプラノ) ブロンデ、コンスタンツェのイギリス人の召使(ソプラノ) オスミン、太守の監督官(バス) イェニチェリ、民衆の合唱 古典派のオーケストラにより伴奏される。オーケストラはトルコ音楽のためにバスドラム、シンバル、トライアングル、ピッコロによって増強される。それに加えて、2本ずつのフルート、オーボエ、クラリネット、ファゴット、ホルン、トランペット、およびティンパニと第1、第2ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバスで構成される。ソロ歌手は上記の5人のみだが、合唱団のうち男女各2人は、セリム登場の際の合唱でごく短いソロパート(四重唱)を歌わなければならない。セリムは他のドイツオペラのセリフ役(「こうもり」のフィロッシュ、「ナクソス島のアリアドネ」の執事長)が脇役であるのに対しドラマの本筋を支える影の主役ともいうべき存在であるため(セリフの量以上に出番も多い)、高名な俳優が迎えられることもある。 演奏時間は台詞付きで40分、60分、40分の計約2時間20分。 序曲は、終結部を変更した演奏会ヴァージョンが後年ヨハン・アンドレ社から出版されている。また、こうしたヴァージョンは、そのほかドナウエッシンゲン版やバスティアーン・ブロムハート版が存在する。
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