番組編成の変遷
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出典 番組編成は情報ワイド番組が中心であり、民放AMラジオ局では良くあるパターンである。夜間帯と深夜帯は特定球団を応援する埼玉西武ライオンズのナイター中継、アニラジを多く編成するなどの特色がある。平日の夜ワイドは他の民放局が対象年齢が大人、あるいは高めに設定し直している中でヤング層をターゲットとした番組を制作している。 以前の夜間帯は旺文社が筆頭株主であった経緯から受験、英会話の教育番組『大学受験ラジオ講座』『百万人の英語』を放送。深夜帯は『セイ!ヤング』『ミスDJリクエストパレード』『Come on FUNKY Lips!』など、若者向けの番組を編成していた。1995年を境に番組編成を転換して、現在は夜間帯、深夜帯ともに文化放送A&Gゾーン(アニラジ)を放送。アニメ ファンに向けた番組が多く、関連ビジネスを展開している。 聴取率は1970年代までは首位を誇っていたが1980年代にニッポン放送に首位を奪われて以来、ジリ貧状態が続いていた。1990年代から2000年代後半は『吉田照美のやる気MANMAN!』『レコメン!』『FRIDAY SUPER COUNTDOWN 50』『みのもんたのウィークエンドをつかまえろ』が気を吐いている程度で全日平均聴取率は在京民放AMラジオ局第3位、J-WAVEなど在京民放FM局と肩を並べられる勢いと苦戦を強いられていた。2006年4月 - 2007年4月の改編期に大幅な改編を実施。『大竹まこと ゴールデンラジオ!』が番組開始から1年経たずに、同時間帯首位となる。2010年10月の改編は野村邦丸と寺島尚正の担当ワイド番組が時間枠拡大とともにタイトルと内容をリニューアルするなど、平日に大幅な改編を実施。2011年2月の聴取率調査ではニッポン放送を0.1ポイント上回り、在京AM民放ラジオ局中、第2位を記録した(TBSラジオ - 1.4%、文化放送 - 0.8%、ニッポン放送 - 0.7%)。その後も2013年、2017年、2022年に大幅な改編を実施している。 深夜放送全盛時代はフォーク・ニューミュージック系の多くのアーティストがパーソナリティを務め、さだまさし、谷村新司、武田鉄矢などの当時の人気ミュージシャンを起用した。アニラジを多く放送しているラジオ局らしく、一般内容の番組でも声優を積極的に起用している。 『朝の小鳥』(1953年)、『ニュース・パレード』(1959年)の様に長年続いている番組が多く存在するのも文化放送ならではである。 2019年12月、ノルウェーのテレビ局がたき火が燃えている映像を流し続けた番組に着想を受けて、radikoとワイドFMなどの高音質で聴取できる環境が整ったことから、たき火や薪の燃える音だけをバイノーラルマイクを駆使した3Dオーディオ技術で録音。その音のみで構成した音声特番『たき火特番〜ノルウェーのテレビ局が薪が燃えているだけの映像で高視聴率を獲得したので、たき火の音だけを流すラジオをやってみた〜』を放送。ASMR人気も相まって、ネット上で好評価を得た。これを受けて、2020年からは聴取率調査週間の開始前日深夜に同様の音声特番を放送。たき火だけでなく、芋煮の煮える音やチャーハンを炒める音、花火が打ち上がる音などバリエーションを増やし、放送後はポッドキャストとYouTubeなどで聴取可能としている。 他の在京ラジオ局に比べ、地方局制作番組のネットが多かったが、現在は『せんねん灸プレゼンツ しあわせ演歌・石原詢子です』(ラジオ大阪 制作)『山本譲二の住まいるフレンド』(東海ラジオ制作)のみ。以前はCBCラジオ制作の番組『朝の歳時記』 → 『いすゞ お父さん・お母さんへの手紙』をネットしていた。
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