甲標的との戦いとは? わかりやすく解説

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甲標的との戦い

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/24 16:17 UTC 版)

ラミリーズ (戦艦・2代)」の記事における「甲標的との戦い」の解説

セイロン沖海戦」も参照 1941年昭和16年10月ラミリーズセイロン島拠点とする第3戦艦戦隊 (3rd Battle Squadron) に配備され極東むかった12月初旬太平洋戦争開戦直後マレー沖海戦東洋艦隊 (Eastern Fleet) は主力艦2隻を失う。1942年昭和17年3月には、インド洋日本軍の攻勢迎え撃つジェームズ・サマヴィル司令長官麾下艦艇を、旗艦ウォースパイト (HMS Warspite) とイラストリアス級航空母艦基幹とするA部隊 (Force A) と、R級戦艦4隻と軽空母ハーミーズ (HMS Hermes, 95) を基幹とするB部隊 (Force B) に分割した本艦はアルジャーノン・ウィリス提督指揮するB部隊所属したセイロン島空襲仕掛けてきた南雲機動部隊対しラミリーズを含む東洋艦隊主力交戦避けて退避した。本海戦主力艦同士決戦生起せず、東洋艦隊分派していた空母ハーミーズ重巡2隻などを喪失した。 「マダガスカルの戦い」も参照 イギリス東洋艦隊セイロン島アッドゥ環礁根拠地としていたが、日本軍襲撃恐れてアフリカ大陸東海岸マダガスカル新拠点求めた5月上旬戦艦ラミリーズ(サイフレット提督イギリス海兵隊スタージェス将軍旗艦)および装甲空母2隻(イラストリアスインドミタブル)、巡洋艦複数隻などはマダガスカルディエゴ・スアレス攻略作戦アイアンクラッド作戦)を敢行した。この海域にはフランス海軍ヴィシー政権)の潜水艦配備されており、上陸作戦フランス潜水艦ベヴェジェ (véziers, Q179) とル・エロ (Le Héros, Q170) がソードフィッシュ雷撃機撃沈され、5月8日には空母インドミダブル (HMS Indomitable, 92) を襲ったフランス潜水艦モンゲ (Monge, Q144) がイギリス駆逐艦撃沈されている。占領作戦成功したあと大半イギリス攻略部隊ディエゴ・スアレス離れたが、ラミリーズディエゴ・スアレスに留まっていた。 日本海軍ディエゴ・スアレス沖合第八潜水戦隊展開し甲標的による奇襲作戦敢行する5月29日伊10第八潜水戦隊司令官石崎少将)から発進した水上偵察機ディエゴ・スアレス湾内偵察クイーン・エリザベス級戦艦1隻、アリシューザ級軽巡洋艦1隻、その他の在泊を認めた30日伊16伊20特殊潜航艇発進させた。伊16甲標的岩瀬勝輔少尉高田三 二曹)は座礁して攻撃失敗したが、伊20甲標的秋枝三郎大尉竹本正一曹)は湾内侵入した甲標的発射した最初魚雷午前2時20分(日本時間2020分)にラミリーズ命中、その約5分後、2本目魚雷がタンカーブリティッシュ・ロイヤルティ (MV British Loyalty) に命中したブリティッシュ・ロイヤルティ沈没した甲標的発射した魚雷は、ラミリーズ左舷のA砲塔前部命中した前部15インチ砲の弾薬庫などが浸水したが、機関は無事であったイギリス側フランス潜水艦仕業だと判断したという。ラミリーズ応急修理受けた後、ダーバン向かったダーバンには6月9日到着し、そこで修理受けた9月にはイギリスへ向かい、@media screen{.mw-parser-output .fix-domain{border-bottom:dashed 1px}}プリマス帰還して[要出典]修理された。この間火薬庫の上面に装甲追加され、15.2cm副砲4門を撤去して4連装ポンポン砲2基を増設した。ラミリーズ再就役したのは1943年昭和18年5月のことであった姉妹艦リヴェンジ (HMS Revenge, 06) やレゾリュ―ション (HMS Resolution) が予備役に入る中、本艦リヴェンジ級戦艦なかでも保存状態が大変良かったため、引き続いて現役に留まった。

※この「甲標的との戦い」の解説は、「ラミリーズ (戦艦・2代)」の解説の一部です。
「甲標的との戦い」を含む「ラミリーズ (戦艦・2代)」の記事については、「ラミリーズ (戦艦・2代)」の概要を参照ください。

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