特別競走・重賞競走
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 09:09 UTC 版)
特別競走は原則として第9 - 11競走(11競走の場合は第8 - 10競走)の3競走であるが近年は第3場(ローカル開催)やGI級競走と障害重賞の開催場の最終競走を特別競走にしたり、夏季を中心とした第3場開催の重賞開催日及びGI級開催場の特別競走数を4 - 5競走に増やしたりすることもある。 また、GI級開催日は当該競走をその日のメイン競走として盛り上げるため全開催場の競走出走時間・順序を調整し同時開催のGI級以外のメイン競走(重賞・平地特別)をGI級競走の前、GI級競走は15時台後半に行うようにしている。ただし11月最終週に行われるジャパンカップと12月開催のG1については日没の時間等を考慮して通常の冬季編成と同じ順序で発走する他、J・GIの中山グランドジャンプ施行日も福島→阪神→中山の順で発走する(2009年から適用)。また、場内やウインズの混雑緩和という理由でジャパンカップ開催日の東京競馬場は11競走(特別競走はそれぞれ後半5競走)になる。 なお前述の通り、2006年から東京優駿開催日の第10競走に東京優駿、(2019年は第11競走)第12競走に薄暮開催として目黒記念が行われることになった(2019年から東京優駿は第11競走に編成)。中央競馬で重賞競走が2つ以上同じ開催日に同じ競馬場で行われた例は2004年11月28日のJRAゴールデンジュビリーデーのジャパンカップダートとジャパンカップがある。しかしこれはJRA創立50周年記念行事の一環として行われたものである。 重賞競走を除く特別競走でも出走頭数が8頭以下になった場合は予定の競走順序を変更することもあり、その日の特別競走で最も賞金条件の高いクラス(一般にはオープン、3勝クラス)を割り当てるメイン競走であっても準メインなどに降格させることもまれにある。 特別競走の名称は原則として次のものに統一されている。 2・3歳限定競走 - 草木(むらさき賞、北海道の競走は除く) 4歳(夏開催以降は3歳)以上の競走 - 地名(旧国名、広域名含む)・地域の名所や風物(山、湖など)・時候・誕生石などその他の名称 地名や名所に関してはその競馬場が所属している地域の名称が取り上げられる。北海道開催は北海道と青森県(主として函館開催)関係。 福島は青森県以外の東北、栃木県関係。 中山は千葉県、茨城県、東京都(両国・浅草等の城東地区)関係。 東京は東京都(城東地区除く)、神奈川県、埼玉県、山梨県関係。 新潟は新潟県、長野県、群馬県、北陸地方関係。 中京は愛知県、岐阜県、三重県、静岡県関係。 京都は京都府、滋賀県、奈良県関係。 阪神は兵庫県、大阪府、和歌山県並びに中国(山口県除く)・四国地方関係。 小倉は九州地方・山口県関係。 また、日中の昼休みをこれまでの第5競走終了後から第4競走終了後に変更して12時台の開催にも積極的に取り組んでいる。
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