炎上マーケティング
えんじょう‐しょうほう〔エンジヤウシヤウハフ〕【炎上商法】
読み方:えんじょうしょうほう
炎上マーケティング
別名:炎マ,炎上商法
炎上マーケティングとは、Web上で多くのユーザーの反感を買ったり集中的に批判を浴びたりする「炎上」現象を逆手に取り、あえて炎上を誘発させ、広告宣伝に利用するマーケティング手法のことである。
炎上は、主にブログやソーシャルメディアで不適切なコメントや極端な意見などを投稿することをきっかけとして発生する。一般的には炎上は「叩かれる」ことや「吊るし上げを食う」ことと同義であり、総じてネガティブな効果をもたらすが、程度や具合によっては騒動が大きく取り沙汰されることで広範に波及し、多くのユーザーやオンライン・メディア、果てはマスメディアに注目されるに至る場合もある。炎上マーケティングは、こうした流れを知名度向上に利用しようとするものと言える。
炎上マーケティングの原理に近い方法で急激に知名度が向上した事例として、北海道長万部町のゆるキャラ「まんべくん」のTwitter公式アカウントにおける騒動がある。まんべくんTwitetr公式アカウントは毒舌で知られ、多くのフォロワーを獲得し、2011年8月の歴史認識に関するツイートで大きな批判を浴び、新聞メディアでも報道される騒ぎとなった。
炎上マーケティング
(炎上商法 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/29 21:16 UTC 版)
炎上マーケティング(えんじょうマーケティング)とは、炎上を意図的に引き起こし、世間に注目させることで売り上げや知名度を伸ばすというマーケティング手法である[1][2]。炎上商法、炎マとも表記する[2]。
- ^ a b c d e f 知恵蔵2015『炎上マーケティング』 - コトバンク。
- ^ a b c d e f 炎上マーケティング IT用語辞典バイナリ
- ^ a b c 沢田千秋; 三沢典丈 (2016年10月5日). “「罵詈雑言」市場にどう対抗するべきか”. 東京新聞 (東京: 東京新聞): pp. 25
- ^ 藤代裕之 (2011年9月1日). “まんべくん騒動にみる「炎上マーケティング」の教訓”. 日本経済新聞. 2012年2月9日閲覧。
- ^ ゆるキャラ「まんべくん」哀れな末路:日経ビジネスオンライン
- ^ 平城遷都1300年祭マスコットキャラをどう思う? - Yahoo!ニュース 意識調査 - Yahoo! JAPAN、2008年3月
- ^ “500万円は妥当」批判殺到マスコットの作者、冷静に回答”. ニュース: 文化. MSN産経ニュース (2008年3月7日). 2008年10月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2008年10月11日閲覧。
- ^ “奈良の「せんとくん」宣伝効果 なんと15億円”. J-CASTニュース (2008年4月21日). 2018年5月25日閲覧。
- ^ “カンヌ2部門受賞の超ハイレベルな“炎上マーケティング””. AdGang. PR TIMES (2011年6月27日). 2017年2月5日閲覧。
- ^ “【短期集中連載】カンヌ・あの傑作の舞台裏――第3回AMERICAN ROM (KANDIA DULCE)”. AdverTimes. 宣伝会議 (2011年8月8日). 2017年2月5日閲覧。
- 1 炎上マーケティングとは
- 2 炎上マーケティングの概要
- 3 例外
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