濱口 大学合格への道
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/24 06:33 UTC 版)
「濱口だましシリーズ」の記事における「濱口 大学合格への道」の解説
この企画を始める前の抜き打ち中間テストSPで「スペシャルバカ」の不名誉を背負った濱口。それのリベンジとして、かがりディレクター(明松功)の提案で他のメンバーには内緒で大学受験を行い、合格することでメンバーに逆ドッキリをする決意をする。だが実はこの提案自体が番組側の仕掛けであり、他のメンバーもこのことを知っていた。 まずは勉強嫌いな濱口が勉強に励めるような環境を用意するため、濱口がドラマ「あすなろ白書」を気に入っていたことから、架空の予備校「青教学院」(「青教学院大学」のパロディ)を用意。さらに2002年度準ミス青山の財部実奈が家庭教師となり勉強に励んだ末に、志望校である青山学院大学理工学部を受験したが、当然、不合格に終わった。その際、事前に自ら模擬試験に挑戦した事が明かされたものの、結果は英語34点(200満点中)・化学8点(100満点中)・数学0点(200満点中)で当たり前のごとく、だった。 計画の発案者である岡村は、大学生になるチャンスを最後まであきらめさせないよう、現在の日程で受験できる大学をすでに日本全国規模でチェックしており、スタッフを通して濱口に紹介。合計10校の受験の末に、ついに1校の合格を掴みとる。しかしそれは、番組側がもしものことを考えて用意した架空の「桐堂(きりどう)大学」であり、白鷗大学本キャンパスの看板を全てチェンジする形で制作。受験においては、合格の手ごたえを味わってほしいという趣旨から入試の問題レベルを一切落としていなかった(番組の紹介によると偏差値42相当)が、番組側が試験に仕込んだいくつもの仕掛けが功を奏して、結果は化学91点・数学85点(共に100点満点中)という好成績を飾る。 4月1日のエイプリルフールに行われた入学式では以下のような仕掛けがあったが、その全てを濱口は疑っていなかった。 "人学式"(ひとがくしき)という初歩的な漢字ミス 逆さ眼鏡やマネキン(エキストラ経費削減の為らしい)といった周囲の怪しい学生たち ラジオ体操 単位を与える餅撒き 校歌は濱口の大学挑戦にちなんだ専用の歌詞特に後半は、早稲田大学の校歌のメロディをモチーフに、何度も「桐堂」と復唱する。やがて「ドッキリ」に聞こえてくる仕掛けだが、濱口は気づかずに最後まで自ら「ドッキリ」を連呼していた。 最後は白髪のお茶の水博士風のカツラをかぶった岡村が「72歳の同大学第六代学長」という役で学長挨拶に登場、「こんな大学…ありません!」と宣言しネタばらし。当シリーズ史上最長の180日に及ぶ長期のドッキリであり、濱口はネタばらし後に「…長い!」と漏らした。さらに数学の入試時にカンニングを行った事を白状させられ、最後に「卒業式」が行われた。また、濱口は入学のために引越しを行い、住民票も白鷗大学のある栃木県小山市へ移していたが、ドッキリ判明後に東京へ戻された。 フジテレビ掲示板に寄せられた視聴者からの感想は賛否両論のものであった。しかし、企画に参加した予備校の講師は「これまで勉強してこなかったから学力が低かっただけであり、本来は勉強に向いており教えた分を素直に知識として吸収する」と評価した。
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