海水面の上昇(海面上昇)
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「地球温暖化の影響」の記事における「海水面の上昇(海面上昇)」の解説
「海面上昇」を参照 地球全体の気温の上昇に伴って海面上昇が予測され、既に上昇速度の増大が観測されている。主な原因は地球温暖化による海水の熱膨張、および陸上の氷床・氷河等の融解速度の増大と見られている。最新の報告では、今世紀中に数十cmから数mの海面上昇幅が予想されている。海面上昇により、海抜の低い地域の海没や浸水被害の増大、難民の増加、地下水の塩水化などの被害が懸念されている。
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海水面の上昇
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「地球温暖化の影響#海水面の上昇(海面上昇)」を参照 気温の上昇によりグリーンランドや南極の氷床・氷河の融解が加速されたり、海水が温まって膨張すると海面上昇が発生する。これに関しては下記のような予測や見積もりが為されている。 ここ1993-2003年の間に観測された海面上昇は、熱膨張による寄与がもっとも大きい(1.6±0.5mm/年)。ついで氷河と氷帽(0.77±0.22mm/年)、グリーンランド氷床(0.21±0.07mm/年)、南極氷床(0.21±0.35mm/年)とつづく。 日本沿岸では(3.3mm/年)の上昇率が観測されている 第4次報告書(2007)では、最低18 - 59cmの上昇としているが、これは氷河の流出速度が加速する可能性が考慮されていない値である。AR4以降の氷床等の融解速度の変化を考慮した報告では、今世紀中の海面上昇量が1〜2mを超える可能性が指摘されている。 これにより、下記のような影響が出ることが懸念されている。 浸水被害の増加。オセアニアの島国ツバル、ヴェネツィアの歴史的建造物をはじめとし、東京、名古屋、大阪などを含む低い土地の水没、等々。 汽水域を必要とするノリ、カキ、アサリなどの沿岸漁業への深刻なダメージ。 防潮扉、堤防、排水ポンプなどの対策設備に対する出費の増加。 地下水位の上昇に伴う地下構造物の破壊の危険性、対策費用の増加。 地下水への塩分混入にともなう工業・農業・生活用水への影響。
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海水面の上昇
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/26 02:02 UTC 版)
約13万年前にリス氷期が終わり、間氷期(エーム間氷期(英語版))に入ると気候が温暖化した。この当時の関東以北の地層からは暖かい海域で生息する貝類の化石が発見されており、気候が温暖化したことがわかる。気候が温暖化するにつれて大規模に氷河が溶け出し、海水面の上昇が発生した。その結果、日本の各地の平野部が水没する現象が起こった。例えば関東平野の中央部周辺では東京湾から渡良瀬遊水地周辺まで水没したものと考えられている。当時、海水面がどのくらい上昇したのかははっきりしない面もあるが、現在の海水面から5~10メートル程度高かったのではと推定されている。
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