派出所の作内設定
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 15:18 UTC 版)
「亀有公園前派出所」の記事における「派出所の作内設定」の解説
亀有公園前派出所は、警視庁「新葛飾警察署」の管轄であり、亀有公園の外縁沿いの公園敷地内に建っている。班長は、連載開始から現在に至るまで、一貫して大原大次郎巡査部長(通称:部長)が務めている。配属の警察官の総人数は不明で、1回の勤務につく警察官の人数は、第1話(本作では第1話を「〜の巻」と表現する)ごとに都度変化する。 建物自体はそれほど大きくない平屋建で、派出所の事務室、休憩部屋、台所などに分かれており、24時間交代勤務ができるように建築されている。事務室には事務机が二つ置かれているが、入口から見て左は両津、右は秋本・カトリーヌ・麗子が事実上占有している。ただしロッカーは所員の人数分設置されている。また、休憩部屋にはテレビやパソコン(連載開始当時はなかった)、麻雀やトランプ、花札などができるこたつ台などが置かれ、食事や仮眠、そして所員同士で遊ぶことができるようになっている。また両津のテレビゲーム等、私物もたくさん置かれている。なお、派出所の右には柵で囲まれた屋外スペースがある。 また、派出所の建物はよく破壊されるが、破壊された派出所は連載の次巻では直っている。また、手抜き工事のため、土台ごと建物すべてが盗まれたこともある(第7巻・第23巻)。また破壊された派出所がその巻中にいつの間にか直っていることもある(第147巻)。なお、両津が派出所の周囲の土地を地主から中川に譲らせ、人工海浜プールとしたこともあり、さらに「派出所が景観に合わない」として大原不在時は派出所を海の中に沈める追加改造を施したこともある(第86巻)。 また、一時期は派出所の隣にダメ太郎たちロボット警官が勤務するロボット派出所が設置されていた時期がある。作者いわく、作品の幅が広がるのではと思いロボット派出所を建てたが、実際は派出所が増えてよかったというハガキは一通も来ず、ロボットが出てくると下町情緒が無くなりムードが壊れるという苦情が多かったという。また、ロボット派出所の次は都心に住めない貧乏な大使が派出所の反対側の隣に大使館を建てるという話も出来ていたが、前述の通りロボット派出所が不評だったため、執筆出来なかったという(60巻「ロボット派出所改造計画の巻」)。結局ロボット派出所は、2度の改装(東洲斎写楽の作品が描かれた和風の建物→派出所と瓜二つの建物)を経て、最終的には更地になった。後に一時期のみではあるが通天閣署の別館が派出所の隣に建設されていたこともある(第179巻)。 電話 派出所にある固定電話は2回交換されている。(両津らが破壊した場合の交換は除く) 第1巻 - 第4巻:回転ダイヤル式電話機(黒電話) 第4巻 - 第70巻:押しボタン式電話機(プッシュホン) 第70巻 - 第201巻:コードレスホン
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