派大岡川と吉田川の川跡利用とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > 派大岡川と吉田川の川跡利用の意味・解説 

派大岡川と吉田川の川跡利用

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/20 01:30 UTC 版)

横浜市中心部の廃河川」の記事における「派大岡川と吉田川の川跡利用」の解説

1965年に、飛鳥田一雄市長のもと横浜市六大事業策定された。このうち高速鉄道計画横浜市営地下鉄)と高速道路網計画首都高速道路)が、派大岡川と吉田川の川跡利用において重複することとなった1965年審議会では、派大岡川吉田川地下高速鉄道通し吉田川地上部大通り公園派大岡川地上部駐車場道路拡幅用地商業ビルとする案が出された。1968年2月16日には、東神奈川方面山下町方面の間を派大岡川上空高架とし、関内駅付近にジャンクション設けて吉田川上空狩場方面支線設け都市計画決定事業決定なされた根岸線合わせて高架橋並び都市部分断されること、桜木町駅付近から石川町駅付近にかけて根岸線内陸側を通るため2か所で鉄道高架越えることから、高さのある構造となることが懸念され伊勢佐木町馬車道商店街同年2月29日反対陳情行った飛鳥田も「肩や尻の傷なら仕方ないが、これは横浜にとって“眉間の傷”になる」と反対表明した1968年4月田村明横浜市入庁し、企画調整室新設された。交渉結果建設省首都高速地下化検討入った大通り公園の下に、一部トンネル残り掘割構造とし、すでに同じ空間路線免許取得していた地下鉄は、大通り公園並行する国道16号地下変更するものであった。これには横浜市交通局反発した首都高速道路公団管理官は、横羽線地下にして横浜ベイブリッジ方面につなげるが、関内付近から阪東橋付近路線建設せず、横浜横須賀道路方面への通過交通本牧付近を通る首都高速湾岸線高速磯子線迂回させる案を提示した。しかしこの案は、首都高速管轄する建設省都市局事務方から猛反発を受ける。本案途切れさせた区間は、同省道路局所管日本道路公団横取りされ恐れがある、という理由があった。1969年3月4日田村大雪の中、首都高速使い建設省出向いて尾之内由紀夫建設事務次官直接会談した。尾之内もジャンクション片方向とし高架簡素化する対案示したが、最終的に首都高速派大岡川地下中村川上の高架地下鉄大通り公園地下」という横浜市主張採用された。折しも会談直前同年2月大岡川分水路都市計画決定し中村川橋脚建てることが可能になった事情もあった。 1969年5月横羽線地下とする都市計画変更なされたが、設計当たって数々技術的問題生じた派大岡川跡は深さ30mのヘドロ堆積し近接する根岸線運行影響することが懸念された。大江橋弁天橋架け替え計画されており、工期調整要した。さらに、高架根岸線地表面大江橋国道16号)や新設され桜川山下長津田線)、大岡川首都高速桜木町トンネル地下鉄5層交差する構造となり、難工事予想された。1968年完成した桜木町ゴールデンセンター地下地下鉄桜木町駅空間用意されており、地下鉄首都高速の上に通す必要があったが、地下鉄の2倍以上の幅員がある道路トンネルを深い位置に掘ることは技術的に困難であった。そこで、桜木町駅をより深い位置掘り直し首都高速の下をシールドトンネルで通すよう改めた駅の位置の関係上勾配制限越えるため、大岡川川底2m上げ川底道路構造物との間を最も近いところで1mとした。大岡川以南は、当初案の派大岡川から尾上町通り国道16号地下変更し尾上町関内駅設けられた。川跡区間を含む伊勢佐木長者町駅上大岡駅間は1972年12月16日伊勢佐木長者町駅横浜駅間は1976年9月4日開業金港ジャンクション横浜公園出入口間は1978年3月7日横浜公園石川町ジャンクション間は1984年2月2日供用開始した。

※この「派大岡川と吉田川の川跡利用」の解説は、「横浜市中心部の廃河川」の解説の一部です。
「派大岡川と吉田川の川跡利用」を含む「横浜市中心部の廃河川」の記事については、「横浜市中心部の廃河川」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「派大岡川と吉田川の川跡利用」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「派大岡川と吉田川の川跡利用」の関連用語

派大岡川と吉田川の川跡利用のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



派大岡川と吉田川の川跡利用のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの横浜市中心部の廃河川 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS