洋種系
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 02:22 UTC 版)
かごしま黒豚・鹿児島黒豚 - 明治時代に琉球から伝えられた島豚とイギリスから導入したバークシャー種を掛け合わせ改良され、本来の鹿児島黒豚が誕生。昭和に入り生産者を守る観点より多産系で発育の早い白豚との交配が進み、俗に言う黒豚三元豚が誕生した。明治に交配され本来の鹿児島黒豚は鼻がしゃくれていたが、昭和の黒豚は鼻筋がとおっている黒豚である。その後その黒豚とアメリカンバークシャー種との交配も進められた。高級志向の流れもあり、再びイギリス系バークシャー種との交配が進められ、現在の鹿児島黒豚がある。明治古来からの血統を継ぐ鼻のしゃくれている鹿児島黒豚も少ないながらも飼育されており、希少価値も高い。 富士幻豚(ふじげんとん)- 中ヨークシャー種の掛け合わせ二元交配豚。 高座豚 TOKYO X(トーキョーエックス) - 東京都が系統造成した。生産拠点は多摩地区のほか、周辺の他県にもある。枝肉が上規格のみをTOKYO Xとして認定している。 イベリコ豚 白金豚(はっきんとん) 茶美豚(チャーミートン) 平牧三元豚 - ランドレース種とデュロック種を掛け合わせ、それとバークシャー種を掛け合わせた三元交配豚。山形の特産品。当初は「平牧黒豚」という名称で販売していたが、食肉公正競争規約第4条-5、第10条-5及び、規約に基づく食肉公正競争規約施行規則にあわせて現在の名称に変更した。 桃豚 - 秋田の特産品 杜仲豚(とちゅうとん) - 秋田県大仙市の特産品 幻霜ポーク(げんそうぽーく) - 広島県産。ランドレース種と大ヨークシャー種とデュロック種を掛け合わせた。 元気豚(げんきぶた) 千葉県多古町の特産品-チバザポーク銘柄豚の1つ ローズポーク - 茨城県が全国に先駆けて系統造成し1979年に認定されたランドレース種系統豚「ローズL」を使ってできた銘柄豚。さらに大ヨークシャー種、デュロック種の系統豚を掛け合わせて生産している。 おおいたL07 - 大分県が系統造成したランドレース種系統豚。2007年登録。 シルクポーク - 秋田県横手市の特産品 ひょうご雪姫ポーク - 兵庫県の近年開発された新ブランド。一般的な三元交配豚でありながら、赤身に脂肪のサシが入るのが特徴。 桃色吐息 - 兵庫県姫路市。 京丹波ぽーく - 平成7年から約10年かけて造成したデュロック種の系統で、「発育の早さ」と「ジューシーな肉質」の特長を有している。 八鹿豚 - 兵庫県養父市(旧八鹿町)。 愛媛甘とろ豚 - 中ヨークシャー種純粋交配豚に、愛媛県産ハダカムギを与えた新ブランド。 和豚もちぶた - ランドレース種×ラージホワイト種にデュロック種を掛け合わせた豚。独自配合の飼料を使う。獣臭がなく、きめが細かく脂身がさっぱりしている。 αのめぐみ(アルファのめぐみ) - 石川県の産学官が共同開発したブランド豚。一般的な豚と比べ「α-リノレン酸」の含有量が多いのが特徴。 トトリコ豚 - 鳥取県のブランド豚。餌にドングリを用いる黒豚。 アボカドポーク (アボ豚・アボトン) - 千葉県のブランド豚。飼育過程において一定期間、アボカドまたはアボカドオイルを豚に与えて飼育するのが特徴である。 玉城豚 - 三重県のブランド豚。
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