歴代白バイ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/01 23:34 UTC 版)
1918年(大正7年)1月1日に警視庁が初めてオートバイを取締りに使用した。ただし、当時車体は青色塗装で「青バイ」と呼ばれた。更に「警視庁史」によれば、正式呼称も「青バイ」ではなくて「赤バイ」である。 「白バイ」として初採用されたのは1936年(昭和11年)8月1日で、日本国外の警察で利用されている自動二輪車に倣って白色に変更された。 現在はCB1300SUPER BOL D'ORやFJR1300等をベースとした、1990年代まで主流であった750 cc(立方センチメートル)を大幅に上回る大排気量車が採用されている。これらの車種は発進から約3秒程で時速100 km/h(キロメートル毎時)に到達する極めて高い加速性能を有する。高速道路交通警察隊や皇宮警察本部の白バイには、ゴールドウイングをベースとした特別仕様車も存在し、主に要人警護や各種イベント・パレードなどで運用されるほか、サイドカーも存在する。 またマラソンや駅伝など、公道コースにて争われる陸上競技の先導用に、排気ガスを出さない電動スクーターを採用する動きもあり、2020年2月には警視庁が初の電動スクーターとしてBMW C Evolutionを導入した。 主な白バイベース車(斜体は現役車種) インディアン1000 cc:1911年 ハーレーダビッドソン750 cc:1942年 陸王RQ:1954年 メグロ500:1950年代後半 - 1960年代前半 カワサキメグロ500:1960年代後半 ホンダCYP77:1963年 - 1971年 ホンダCB350:1968年 - 1976年 ホンダCB450:1970年 - 1976年 スズキGT750:1972年 - 1978年 ホンダCB470:1973年 - 1978年 ホンダCB750FOUR:1970年 - 1980年 ホンダCB550FOUR:1974年 - 1980年 ホンダCB550FP:1976年 - 1983年 ホンダCB750FP:1976年 - 1983年 ホンダCB650P:1977年 - 1983年 スズキGS750P:1977年 - 1985年 スズキGSX750EP:1980年 - 1993年 ホンダCBX650P:1982年 - 1994年 スズキGSX750P(E4):1985年 - 1996年 ホンダCBX750P:1986年 - 1999年 ホンダVFR750P:1989年 - ホンダVFR400P:1993年 - 2003年 ヤマハFZ750P:1993年 - ヤマハFZ750P改:1997年 - ホンダVFR750P改:1998年 - ホンダVFR800P:2001年 - スズキGSF1200P:2004年 - ホンダCB1300P:2009年 - ヤマハFJR1300:2014年 - BMW C evolution(大型電動スクーター):2020年 - VFR750P・GSF1200P沖縄県警察浦添警察署 GSF1200P神奈川県警察 FZ750P VFR800P警視庁 CB1300P広島県警察 ゴールドウイング皇宮警察 セロー CB400P陸上自衛隊警務隊 VFR400P陸上自衛隊警務隊
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