権々会編
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/05 04:13 UTC 版)
「麻雀放浪記 凌ぎの哲」の記事における「権々会編」の解説
タンクロウと共に新天地・大阪に到着した坊や哲は、タンクロウが大阪に誘った理由を語り出す。それは、一ヵ月後に京都の大恩寺にて祭りと称した麻雀博打大会・権々会が開催され、そこで共闘することが狙いだった。一ヵ月後に再会するため、互いの健闘を祈りあいタンクロウと別れた坊や哲は、大阪の町を一回りした後に雀荘「白楼」に赴く。卓を囲った西村・岡田らを圧倒する坊や哲は、途中から「白楼」を仕切る狂犬・達磨と対峙する。最終的に坊や哲がリードしたものの、達磨は負け分を払わずに「権々会で毟ってやる」と捨て台詞を吐いて「白楼」を留守にする。その後、坊や哲は権々会にて達磨の仲間を陥れようと画策し、達磨の取り巻きである西村を騙そうと言葉巧みに種を植え付ける。 そして開催された権々会にて。白熱した麻雀博打の激戦にて大半がポイント切れとなり鐘突きの刑に処せられ、西村も坊や哲の悪魔の囁きにより達磨を裏切り運命が決まる。坊や哲をはじめとする生き残ったバイニンたち・タンクロウ、達磨、岡田、黒子政、飛び甚、ゲン。2日目にタンクロウ、黒子政が鐘送りにされ、3日目には坊や哲、達磨、岡田、父・飛び甚を裏切り二代目飛び甚を襲名したゲンで対決し、ついには主催である坊主・定恩も参加。最終的には坊や哲が勝利し、タンクロウの目論みであった権々会は壊滅した。
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権々会編
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「麻雀放浪記 凌ぎの哲」の記事における「権々会編」の解説
タンクロウ 元バイニンのヤクザ。単騎待ちを得意とする。権々会の解体を目論むも、達磨、飛び甚らの謀略によって鐘送りにされる。 原作では老人だが、本作では青年の姿で描かれており、『麻雀放浪記 風雲編』に登場するステテコの役割を一部担っている。 達磨(だるま) 大阪の雀荘「白桜」を仕切るやくざをも恐れぬ狂犬。権々会では仲間を鐘送りにした哲を敵視しつつ、ゲンと結託し最終戦まで生き残る。 左腕に達磨の刺青を彫った筋骨隆々の巨漢で、哲に「達磨が転ぶような力の塊」と比喩される(原作では肥満体系であることから達磨と呼ばれているが、本作では性格ともども正反対の設定である)。 西村 達磨の取り巻きの1人。戦後、行くあてもなかった折に達磨に拾われ行動を共にするが、同時に度々達磨を畏怖し続け、いつしか付いていけなくなり、裏切るかどうか迷いが生じていた。それを前後して哲にその弱みに付け込まれ、権々会で哲に唆されて達磨を裏切った結果、哲に嵌められて鐘送りにされる。達磨はこのことに感づいてはいたが、タンクロウからは西村が裏切ろうが「信じたかった」と評されている。 岡田 達磨の取り巻きの1人。雀力は「達磨以外の誰にも負けたことがない」と語る。権々会に参戦し、準決勝戦でポイント切れとなり鐘送りされそうになるも、定恩が掲示した失点分の5倍を支払うことを承諾した達磨、飛び甚(ゲン)からポイントを折半して与えられて鐘送りを免れる。 飛び甚(とびじん) かつて定恩の差し金により権々会で金持ち衆相手に荒稼ぎをしたバイニン。このために、主催者である和尚の恨みを買われて以降、権々会はバイニンを血祭りにすることを目的とする修羅場と化す。 息子のゲンに裏切られ鐘送りにされるが、生き延びて雀荘争奪編にて再登場を果たし、ガスや森サブと対戦する。 ゲン 飛び甚の息子。当初はリーゼント。卓越した観察力と洞察力に長けた博打の申し子。同盟を結んだ和尚、定恩、坊や哲と卓を囲み、1対3という不利な状況でも3人を蹴散らす程の実力者。達磨と結託し、父を裏切り2代目「飛び甚」を襲名する。バクチ列車編ではブー大九郎に敗れ非業の死を遂げる。 和尚 大恩寺の住職で博打好きの破戒坊主。権々会を主催する。最期は定恩に今までやった虐待同然の仕打ちが恨みを買い、定恩から暴行を受けて瀕死の重傷を負う。 定恩(じょうおん) 大恩寺の坊主。権々会の審判を勤める。昔から受け続けてきた和尚による修行と称した虐待により和尚を心底恨んでおり、権々会で行われる麻雀牌に仕掛けられたガン牌の秘密を飛び甚に密告する(これが飛び甚の権々会荒らしの引き金となった)。哲らが参加した権々会の終盤では自らも参戦し、哲らを追い詰めるも自身が素人だったことも手伝い一間の油断を達磨に突かれ敗北。直後、達磨に他の坊主たち共々粛清された。
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