権々会の麻雀のルール
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/05 04:13 UTC 版)
「麻雀放浪記 凌ぎの哲」の記事における「権々会の麻雀のルール」の解説
参加者が集まって締め切り次第、参加者はくじを引いてそのくじに書かれた文字(「いろはにほへと」のいずれかの一文字)の雀卓に座る。 なお、くじを引いたらゲームが終了するまで寺から出ることは出来ない。 現金の支給はポイント制となり、勝ち金は1ポイントにつき1000円。 精算方法は帳面に記入し、朝6時の勝負終了時点で原点より1ポイントでも浮いていれば次の日の対局に進出できる。逆に1ポイントでも沈んでいてば相応の罰(鐘突きの刑)が執行される。なお、ポイントは現金での売買も容認される。プラスマイナスゼロの場合でも進出できる。 ルール上、宿泊となるので寝床や食事が支給される。基本的に雑魚寝や質素な食事が支給されるが、金を払えばそれなりに厚遇される。 雀卓の人数が足りない場合は、主催者側である坊主が参加することもある。 理不尽な暴力行為は黙認される(手当てはされる)。 第一夜 引いたくじの雀卓に座り、夜明けの朝6時まで最低でも半荘四回の対局をする。また、半荘四回以上打ったうえで対戦相手を変更したい場合は再度くじを引く。なお、これはコンビ打ち防止のため、くじの引きなおしは出来ない。 レートは1000点1000円(≒現在の貨幣価値で約2万円)。 第二夜 半荘2回を3回、合計6回戦までの制限となる。2回ごとに対戦相手の組み合わせをくじ引きにより変える。 レートは1000点1000円。ただし、1回戦ごとに順次倍になっていく。オカ・ウマは第一夜と同じ。 第三夜 第三夜終了までにポイントが残れば、相応の勝ち分が精算される。証文による引き換えとなるが、飛び甚の悪知恵により寺の家財全てを担保になる。 第二夜終了時までのポイントを点棒に換算する。100ポイントを1000点に換算してそれぞれの持ち点とする。ゆえに、25000点持ちではなく、ポイントで換算した持ち点で対局し、半荘が終了してもその点数を引き継ぐ方式となる。 第三夜に限り、特別ルールとして、トビとなれば即刻鐘送りとなる。 組み合わせはくじ引きにより決まり、定恩や和尚も打ち手として参加。何時誰が負けるか予測不可能という建前により、雀卓は一卓のみの交代制となる。 哲の提案により、ブー麻雀による最終戦が行われる。チップ1枚につき5000点。 原点8000点持ち。 マルA(3人沈み)は負けた3人からチップ2枚ずつ貰う。 マルB(2人沈み)は負けた2人からチップ2枚ずつ貰う。 マルC(1人沈み)になるあがりはチョンボとなり、他家にチップ10枚ずつ払う。 ダブ権(前回のマルAが続けてマルAをとること)は貰うチップが倍になっていく。 役満は無条件でマルAとなる。御祝儀は出あがり20枚、ツモあがり10枚。
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