模型や食玩など
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/02 00:06 UTC 版)
「F-15に関連する作品の一覧」の記事における「模型や食玩など」の解説
現用の戦闘機では知名度が高く、この航空機を製造していたマクドネル・ダグラスは模型メーカーによる模型としての製品化について好意的(現在の製造者であるボーイングは余り好意的ではない)で、模型メーカーが希望すれば、模型用に新たに製作された図面の提供がされるということもあり、アカデミーやタミヤ、ドイツレベル、ハセガワ、モノグラムなど、複数のメーカーから商品が発売されている。多くの場合、単座の在来型をベースに複座仕様のコックピットやCFTなどの部品追加によるバリエーション展開が行われているが、航空機の模型として見た場合にあまり人気がないためか、タミヤ48(ホイール形状の変更によるF-15AからF-15Cへの改造)やハセガワ72旧キット(試作機からへ量産型F-15Aへの変更の際に、エアブレーキの大型化と水平尾翼へのドックスーツ追加、F-15A→Bへのバリエーション展開時に細部修正)、アカデミー48(在来型F-15Eから、パイロン類の新造と搭載品の更新、GPS用アンテナとチャフ/フレアディスペンサーの在来金型の修正による追加が行われたF-15K)のように商品発売後に実機へ施された改修にメーカーが対応しないことが多く、正確な◎年☆月♪日時点での□国空軍○○○航空団△△△飛行隊所属の▽▽×××のF-15(▽▽年度会計で発注した×××号機)を作ろうとした場合に、パネルラインの彫り直しや形状変更などといったキットパーツの加工・社外レジンキットやエッチングパーツの取り付け・ほかの航空機のキットからの部品の移植・部品の自作・などキット自体の改造が必要な場合が多い。 F-15A(F-15B)やF-15Eと銘打っているキットの場合に、ホイール形がF-15C(F-15D・F-15J/DJ)型のホイールになっている場合が多い。これは、現在市場で流通しているキットの多くがF-15C/Dの実機やその写真を参考にしていたり、他社製のF-15Cをコピーしているため、またはF-15Aで売っていた商品をF-15Cへ改修した際に部品の追加ではなく金型の形状修正した、F-15Eへのパッケージ替えの際にホイールとタイヤサイズ変更を見落としたなどの理由による。 F-15E系キットに共通する問題点として、CFTと機体間の部品の合いの悪さや一部の商品を除きパネルラインの修正が指摘されており、「気長に隙間やF-15Eとして間違ったパネルラインを埋めて何とかする」や「めんどくさいから無視する」しか解決方法が存在しない。 F-15S/MTDおよびF-15 ACTIVE・F-15IFCSなどのNASAの実験機の一般流通ルートで発売されたキットや食玩は存在しない。これは、F-15の実物が竹輪2本を並べた様な胴体を3分割する構造で、エンジン搭載部を改造しているのに対し、模型などでは金型の製作の都合により胴体がたい焼きやどら焼きのように、上下分割でエアインテークダクトやエンジンのファンブレードなどの餡を詰め込む形になっているためである。なお、ワンフェスに参加したディーラーからコンバージョンキットが発売された例や、市販キットの改造による作品が2003年のJMCで入賞した例が存在する。 所謂痛戦闘機と称される、アニメなどに登場する少女キャラ達をペイントする機体の採用例があり、『THE IDOLM@STER』の如月千早をプリントしたキットや、前述のゴッドハンド社製品アルティメットニッパーのイメージキャラ、ニパ子をプリントした架空仕様「ニパ子専用F-15GH アルティメットイーグル」のキットなどが存在する。 前述のF-15GH アルティメットイーグルを含むトミーテック社の《技MIX》シリーズのキットはこれまでキット化されていなかったストリークイーグルなどの実験機も含め、塗装や改造を施す必要が基本的に存在しない精巧さを持つ。 アオシマがかつて展開していた「合体マシン」シリーズおよび関連シリーズのラインナップの中には、「大変化イーグルヤマト」や「おやこマシン1号 イーグルファイター」などのF-15をモデルとしたものが存在する。
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