森羅・立樹を取り巻く人物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 15:18 UTC 版)
「C.M.B. 森羅博物館の事件目録」の記事における「森羅・立樹を取り巻く人物」の解説
鯨崎 猛(くじらざき たけし) 警視庁の警部。「Op.03:青いビルの事件」により、森羅達と知り合うことになる。古ぼけたポンコツの車に乗り、服装は無頓着。見た目はたらこ唇の大男。 行動力があり、間の抜けた部下を一喝したり、森羅の言葉にも耳を傾けるなど柔軟性も持ち合わせる。生真面目な性格で、妻が産気づいた同僚に変わって50時間張り込みした末に、20km以上走って犯人を逮捕した後困ったお婆さんを助けたという逸話を持ち「警視庁一のマジメ人間」といわれている。一方で、壁にかけてある額が曲がっていることを指摘する等、小姑めいた細かさも散見される。 マウ・スガール 国籍不明、語学堪能な少女。その正体は、文化財の闇のブローカー。盗品を「善意の第三者」という立場を装って購入し、売り捌くことを生業としている。普段は黒を基調としたゴシック・ロリータ風の衣服に身を包んでいる。「Op.08:グーテンベルク聖書<前編>」から登場。 当初はグーテンベルク聖書の一部を鑑定してもらいたいと願う古美術商の娘として森羅に近づき、森羅を利用してグーテンベルク聖書を手に入れようとするが、その企みを森羅に見抜かれて以降は、自身のビジネスのために言葉巧みに森羅を事件に引き込んだりしている。森羅曰く「おそろしく頭のキレる奴」。また、転んでもタダでは起きない性格で、貸した借りは必ず返してもらうなど強欲である。裏の世界には顔が利くようで“闇市場(ブラックマーケット)の魔女”の異名を取り、「自分が目を光らせていれば森羅博物館に泥棒が入ることは無い」らしい。 彼女が”指環を狙う者がいる”という情報を森羅にもたらしたことにより、C.M.B終盤が始まる。森羅博物館が燃える中ヘリで援護し、展示品の一部も預かった。 名前の由来は女版ネズミ小僧ということで、ネズミ娘→マウスガール→マウ・スガール。 清川(きよかわ) 立樹の母方の祖父。私立明友高校の理事長で、幼稚園から大学までエスカレーター式の教育機関を経営している学園経営者。強い好奇心の持ち主で、その好奇心を満たすためなら海外にも飛び出してしまう。その際、森羅を連れていくことが多い。 登場初期は苗字は明らかにされていなかったが、「Op.27:初釜事件」で中学以来の友人から呼称されたことにより明らかになった。 横槍(よこやり) 立樹と森羅の高校のクラスメート。率先してイベントを企画したり都市伝説や呪いのメールに首を突っ込んだりするトラブルメーカー。クラスでは「他人の顔色を顧みない姿勢が奴の強さ」と評される。 彼のイベントや行動に巻き込まれて立樹と森羅が事件に立ち向かう羽目に陥ることも多々ある。よく水差(みずさし、「Op32:夏草」にて名前判明)と行動を共にしている。 ヒヒ丸 「Op.30:老婆と猿」から登場するマントヒヒ。前の飼い主が事件に巻き込まれて死亡し、その事件を森羅が解決したのが縁となって森羅に引き取られ、ペットとして飼われることになった。猿でありながら口語の日本語を難なく解し、ボディーランゲージで意思疎通を行えるほど知能が高い。そのため普段は森羅博物館の雑用や客対応などをしており、ペットというよりも使用人のような立場となっている。
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