梵網経とは? わかりやすく解説

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ぼんもう‐きょう〔ボンマウキヤウ〕【梵網経】


梵網経〈下巻/〉


梵網経


梵網経〈懐良親王御筆/〉

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書跡・典籍:  梵本心経并尊勝陀羅尼  梵漢普賢行願讃  梵網経  梵網経  楚石梵琦墨蹟  楞伽経  楽所補任

梵網経

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/25 09:26 UTC 版)

梵網経(ぼんもうきょう)




「梵網経」の続きの解説一覧

梵網経

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/01 06:48 UTC 版)

法隆寺献納宝物」の記事における「梵網経」の解説

重要文化財鮮やかな金泥書写された梵網経2巻書風から平安時代前期のものだと推定される。ただし、本品尊ばれ理由本文ではなく外題部分にある。各巻外題は、太子が自らの手の皮を剥いで貼り付けたとされ(大江親通『七大寺巡礼私記』)、この外題拝見した人は三悪趣地獄餓鬼畜生)に堕ちないとされる(『古今目録抄』)。手の皮を剥いで用いているのは、当の梵網経のなかにある「皮を剥いで紙となし、血を刺して墨となし、髄(液)を持ってとなし、骨を折りて筆となし、仏の教え書写すべし」という凄まじい記述文字通り実行したのだと解される本当に太子の手の皮かはともかく、実物からは毛穴らしき跡が観察できる。ならば動物の皮を使いたとも考えられるが、お経動物素材用いない。よって本当に手の皮、指紋見えないので手の甲の皮を剥いで用いていると考えられる。また現在、外題部分に文字無く赤外線当てて墨跡確認できないため、血を用いて書かれ七大寺巡礼私記』や『古今目録抄』の時代には確認できた文字が、経年により消えてしまったとも考えられる。なお、宝物中には太子足跡とされる御足印」(献納宝物36号)もあるが、現在その足跡確認するのは困難である。

※この「梵網経」の解説は、「法隆寺献納宝物」の解説の一部です。
「梵網経」を含む「法隆寺献納宝物」の記事については、「法隆寺献納宝物」の概要を参照ください。


梵網経

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 13:23 UTC 版)

七種宝物」の記事における「梵網経」の解説

梵網経(左:上巻の序、右:上巻表紙題箋) 梵網経は、紺紙金泥製作され経典上下巻分かれる。現在は東京国立博物館収蔵9世紀平安時代)のものとされ、1957年昭和32年6月18日重要文化財指定。『御縁由』には「聖徳太子自筆外題に手の皮を貼りたまう」と記されている。 この梵網経は、100巻以上ある広本から一部抜き出して上下巻したもの紺紙金泥界線を引き、金泥文字で1紙26行、1行17字で書写される。表紙には銀泥文様描かれる文様書風から平安初期考えられ現存経巻でも最古部類である。題箋にはなめし皮用いられるが、『目録抄』に聖徳太子の手の皮と記され以来そのように伝えられてきた。その由来ゆえに大変な信仰をあつめ、1236年嘉禎2年)には、摂政九条道家閲覧希望したため下巻京都贈られ、これを拝見した道家は殊のほか喜んだ記録されている。1261年弘長元年)には、後嵯峨上皇法隆寺訪問したが、これを記録した別当記』によると「一切財物をみたが、梵網経にはことのほか喜ばれた」と記されている。このように経巻繰り返し披露されたため破損進み1363年貞治2年)には、経巻収納する箱が新造された。上巻は縦27.5全長1062.5下巻は縦27.5全長1146.0

※この「梵網経」の解説は、「七種宝物」の解説の一部です。
「梵網経」を含む「七種宝物」の記事については、「七種宝物」の概要を参照ください。

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