本拠地問題
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 15:11 UTC 版)
柏の葉公園総合競技場(以下柏の葉)をホームとすることを前提として、日立柏サッカー場(以下便宜上「日立台」)をJリーグ基準の収容人員(15,000人以上)にすることで1993年にJリーグ準会員の承認を受けた。1999年に柏の葉が竣工するまで、日立台の収容人数を15,900人とすることで基準を満たし、柏の葉の完成後に本拠地を移転することとした。 2005年秋になって、一部の報道では日立台の改修を2009年度以後に進める「市民スポーツ文化スタジアム」の基本構想をまとめ、整備する計画であると伝えられた。スタジアムとピッチの距離を保ち、今のアットホームな雰囲気を保つため、25,000人規模のスタジアムを目指しての改修ではなく、現状の規模を維持したままでの改修を望む声もある。なお、柏市議会も2012年3月の開幕までに完成することを目指し、座席3,000人分の増築を検討していることを公表した。2011年8月から増築工事が開始された。 2012年3月11日に竣工。前述のとおりゴール裏について、「柏熱(はくねつ)地帯ホーム自由席」を西側へ変更すると共に二層式(新設の2階席は座席)とし、ビジター自由席を東側に変更した。また、メインスタンドのホーム側の座席も一部増築し、Jリーグ届出の収容人員が15,349人となった。市民寄付によるホームゴール裏の正門「柏シヴィックプライドゲート」が設置し、大型映像装置を西側から東側へ移設した。 なお、柏の葉でのホームゲームは下表の通り、公式戦では2009年以降開催されておらず、移転は事実上白紙の状態である。 年度別・競技場別の試合数 ※参考 リーグ戦ホームゲーム数(2006・2010年・2019年はJ2、ほかはJ1<1995-98年のJリーグを含む>) 1995年:26試合 1996年・1999年 - 2004年:15試合 1997年:16試合 1998年・2005年・2007年 - 2009年・2011年 - 2018年・2020年:17試合 2006年:24試合 2010年:18試合 2019年:21試合 2021年:19試合 年度 リーグ戦 Jリーグ杯 ACL 備考 日立台(三協F) 柏の葉 その他 1995 23 - 国立3 非開催 不参加 1996 12 国立2新潟市陸1 日立台7 1997 15 国立1 日立台3 1998 国立2 日立台2 1999 10 4 国立1 日立台4 Jリーグカップ優勝この年柏の葉完成 2000 11 なし 日立台1 2001 10 国立1 日立台1柏の葉1 2002 11 2 国立2 柏の葉3 2003 3 国立1 日立台2柏の葉1 2004 日立台2柏の葉1 2005 4 国立2 日立台3 J2降格 2006 21 3 なし 不参加 J1昇格 2007 12 国立2 日立台3 2008 15 0 柏の葉3 2009 15 日立台3 J2降格 2010 18 なし 不参加 J1昇格 / J2優勝 2011 15 国立2 日立台1 J1優勝 2012 日立台2 日立台3 天皇杯優勝 2013 日立台6 Jリーグカップ優勝ACLは決勝T3も含む 2014 17 なし 日立台5 不参加 スルガ銀行チャンピオンシップ優勝 2015 日立台1 日立台5 ACLは東地区プレーオフ1、決勝トーナメント1を含むリーグ杯はACL本戦出場のため決勝トーナメントのみ 2016 日立台3 不参加 2017 2018 三協F2 日立台4 J2降格ACLはプレーオフ1を含むリーグ杯はACL本戦出場のためプライムステージのみ 2019 21 三協F3 不参加 2020 17 三協F2 2021 19 三協F3
※この「本拠地問題」の解説は、「柏レイソル」の解説の一部です。
「本拠地問題」を含む「柏レイソル」の記事については、「柏レイソル」の概要を参照ください。
- 本拠地問題のページへのリンク