映画「痛いほどきみが好きなのに」およびイーサン・ホークとの交流とは? わかりやすく解説

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映画「痛いほどきみが好きなのに」およびイーサン・ホークとの交流

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 19:08 UTC 版)

ジェシー・ハリス」の記事における「映画「痛いほどきみが好きなのに」およびイーサン・ホークとの交流」の解説

俳優イーサン・ホーク監督2作目となる映画痛いほどきみが好きなのに』(2006年日本公開2008年5月17日)に歌手の役で出演劇中歌スコアのほとんどを担当した映画2006年ヴェネツィア国際映画祭出品されレッドカーペット他の出演者とともに歩いた劇中挿入歌には、本人の歌う新曲と、過去ジェシー・ハリスの曲をノラ・ジョーンズウィリー・ネルソンエミルー・ハリスブライト・アイズファイストキャット・パワーブラッド・メルドーなどがカバーしたものが使用されている(ほんの数曲、他のミュージシャンカバー流れる)。参加ミュージシャンは、「脚本の中のそのシーンを一番体現してくれる、その曲を通して饒舌語ってくれる」ことを基準選ばれた。 劇中歌スコア収録したサウンドトラックHickory Records)は、米国デイリーニューズ (ニューヨーク)紙の2007年CDトップ10の6位にランクイン日本でもタワーレコードウェブサイト年間秀作品として取り上げられるなど高い評価得た日本盤はソニーから発売JUJU日本語で歌う"Somewhere Down The Road"(訳詞:TAMAKI MORI、TSUBASA NISHITANI)がボーナストラックとして収録された。また日本では劇場公開時のエンディング曲も、オリジナル版ファイストではなくJUJUバージョン使用された。ソフト化の際はファイストバージョンとなっている。 監督イーサン・ホークジェシー・ハリス音楽を「この映画でのナレーション役目」と語っている。イーサン出会った当初ジェシーについて「あまりにルックスがよくて女の子がみんな夢中になった」ので当時彼のことが気に入らなかったという。(なお、イーサン主演映画恋人までの距離』(1995年)、『ビフォア・サンセット』(2005年)、『ビフォア・ミッドナイト』(2013年)での彼の役名ジェシーである。) 対すジェシーイーサンについて「初め出会ったのは、イーサンが僕のライブNYブリーカー・ストリートにあるクラブに観に来てくれたときかな。ライブ終わった後、「とても楽しかったよ」と挨拶来てくれたんだ。若くてルックスもよくて、そのとき着ていた革のジャケット似合っていて、とてもカッコよかった1998年ユマ(・サーマン)と結婚するまで数年間は、よく遊んでいたよ。結婚して、(娘の)マヤ生まれてからはとても忙しくなって、僕もジェシー・ハリス&ザ・フェルディナンドスというバンド結成してツアー出ていたので、彼と会う機会減ってしまった。でも、痛いほどきみが好きなのに』が制作されるときに、彼が「音楽作曲してほしい」と声を掛けてくれたんだ。イーサンとのコラボレーションはとても楽しかったよ。その作品きっかけに、彼と会う機会増えたんだ。」と語っている。 映画製作間中は「とても時間のかかる工程だったけど、ひとつも難しことはなくて、とにかく楽しかったよ。自分作った曲を劇中でどう構成していくか、自由に考えることができたんだ。イーサン音楽テーマだけ伝えて、彼とそれぞれのシーンに合うものを選んで映画を観ながら即興作った曲もあった。こういった過程経験して映画監督視点を学ぶことができたんだ。実は作曲家多くが、映画音楽手がけるのは最悪なことだと思っているんだよ。最近映画を観たら分かると思うけど、作曲家楽しんで曲を作れていないんだ。『ティファニーで朝食を』1961年)や『ゴッドファーザー』1972年)、『ロッキー』(1976年)、『スター・ウォーズ』(1977年)、『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』1981年)などの映画では、音楽俳優演技同じくらい、とても重要な位置にあった最近映画音楽ムード作りのためだけのもので、とても機能的になって個性失われしまっている。でも、イーサンは僕にすべてを託してくれて、僕ら作った音楽劇中大切に使ってくれたんだ。」と語っている。 2017年ごろからイーサン長女マヤ・ホーク曲制作開始2019年デビュー曲To Love A Boy」、2020年デビューアルバムBlush」をそれぞれプロデュースしている。

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