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ファイスト

名前 Feist

ファイスト

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/10/14 16:13 UTC 版)

ファイスト
Feist
ファイスト(2023年)
基本情報
出生名 Leslie Feist
生誕 (1976-02-13) 1976年2月13日(49歳)
カナダ ノバスコシア州アムハースト
出身地 カナダ アルバータ州カルガリー
ジャンル インディー・ポップフォーク・ロックバロック・ポップ
職業 ミュージシャン歌手ソングライター
担当楽器 ボーカルギター
活動期間 1991年 -
レーベル アーツ&クラフツ、Cherrytree、インタースコープ
公式サイト www.listentofeist.com
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オリンピック・アイランド・フェスティバルでのファイスト(2006年)

ファイストFeist)として知られる、レスリー・ファイストLeslie Feist1976年2月13日 - )は、カナダの女性シンガーソングライター[1]ハスキーな声で歌うフォーキーな作品群はジョニ・ミッチェルにも比較される。

略歴

ノバスコシア州アムハーストで生まれ、サスカチュワン州レジャイナアルバータ州カルガリーで育った。高校時代に組んだパンクバンド「Placebo」のリード・ボーカルを担当。地元のコンテストで優勝し、ラモーンズのコンサートで前座を務めた。

バンドのツアー中に喉を痛めてからはギターで楽曲の制作に専念。拠点をトロントに移した。その頃、アヴァンギャルドなパフォーマンスで知られるピーチーズと生活をともにし、彼女の作品にも参加していた。1999年にアルバム『Monarch (Lay Your Jewelled Head Down)』でソロ・デビュー。

2004年のアルバム『レット・イット・ダイ』がカナダで大ヒットして以来、アメリカ合衆国にも売り出され、来日公演も行うなど国際的に活躍している。またキングス・オブ・コンビニエンスのアルバム『ライオット・オン・アン・エンプティー・ストリート』に2曲参加、ライブ活動も一緒に行う。音楽プロデューサーのチリー・ゴンザレスとともにセルジュ・ゲンスブールのフォロワーであり、オムニバスのトリビュート・アルバム『セルジュ・ゲンスブールに捧ぐ』(Monsieur Gainsbourg Revisited)に「ゴンザレス、ファイスト&ダニ」名義で「Boomerang 2005 (Comme Un Boomerang)」を提供した。

『レット・イット・ダイ』のデモは、その当時、彼女の恋人であったカナダのバンド、スローンのメンバーであるクリス・マーフィーも参加していたが、この作品のヒットによって、彼女の活動拠点が一時パリに移ったことによって、長い交際期間であったものの破局した。

2007年、アルバム『リマインダー』を発表。7月のフジロックフェスティバルに参加し2度目の来日を果たした。Apple iPod nanoCMに「1234」が起用される。2008年第50回グラミー賞では「最優秀新人賞」「最優秀女性ポップ・ボーカル」「最優秀ポップ・ボーカル・アルバム」「最優秀短編ミュージックビデオ」の4部門にノミネートされた。

また、サイド・プロジェクトとして、現在のボーイフレンドであるケヴィン・ドリュー(Kevin Drew)率いるバンド、ブロークン・ソーシャル・シーンのメンバーとしても参加しており、こちらのバンドも北米を中心にしてとても人気がある。ブロークン・ソーシャル・シーンやキングス・オブ・コンビニエンス以外にもベックウィルコモッキージェイミー・リデルといった様々なアーティストともに音楽活動を行っている。

ディスコグラフィ

スタジオ・アルバム

  • Monarch (Lay Your Jewelled Head Down) (1999年、Bobby Dazzler)
  • 『レット・イット・ダイ』 - Let It Die (2004年、Arts & Crafts)
  • 『リマインダー』 - The Reminder (2007年、Cherrytree)
  • 『メタルズ』 - Metals (2011年、Cherrytree/Interscope)
  • Pleasure (2017年、Universal)
  • Multitudes (2023年、Polydor)

シングル

  • "Mushaboom" (2004年)
  • "One Evening" (2004年)
  • "Inside and Out" (2005年)
  • 2Secret Heart" (2006年)
  • 2My Moon My Man" (2007年)
  • "1234" (2007年)
  • "I Feel It All" (2008年)
  • "Sea Lion Woman" (2008年)
  • "Honey Honey" (2008年)
  • "Pleasure" (2017年)
  • "Hey,That’s No Way To Say Goodbye" (2017年)

脚注

  1. ^ Lindsay, Cam (2017年4月10日). “A Completely Biased Ranking of the 60 Best Canadian Indie Rock Songs of the 00s Part II” (英語). VICE. 2025年10月14日閲覧。

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