ファイスト
ファイスト
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| ファイスト Feist |
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ファイスト(2023年)
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| 基本情報 | |
| 出生名 | Leslie Feist |
| 生誕 | 1976年2月13日(49歳) |
| 出身地 | |
| ジャンル | インディー・ポップ、フォーク・ロック、バロック・ポップ |
| 職業 | ミュージシャン、歌手、ソングライター |
| 担当楽器 | ボーカル、ギター |
| 活動期間 | 1991年 - |
| レーベル | アーツ&クラフツ、Cherrytree、インタースコープ |
| 公式サイト | www.listentofeist.com |
ファイスト(Feist)として知られる、レスリー・ファイスト(Leslie Feist、1976年2月13日 - )は、カナダの女性シンガーソングライター[1]。ハスキーな声で歌うフォーキーな作品群はジョニ・ミッチェルにも比較される。
略歴
ノバスコシア州アムハーストで生まれ、サスカチュワン州レジャイナ、アルバータ州カルガリーで育った。高校時代に組んだパンクバンド「Placebo」のリード・ボーカルを担当。地元のコンテストで優勝し、ラモーンズのコンサートで前座を務めた。
バンドのツアー中に喉を痛めてからはギターで楽曲の制作に専念。拠点をトロントに移した。その頃、アヴァンギャルドなパフォーマンスで知られるピーチーズと生活をともにし、彼女の作品にも参加していた。1999年にアルバム『Monarch (Lay Your Jewelled Head Down)』でソロ・デビュー。
2004年のアルバム『レット・イット・ダイ』がカナダで大ヒットして以来、アメリカ合衆国にも売り出され、来日公演も行うなど国際的に活躍している。またキングス・オブ・コンビニエンスのアルバム『ライオット・オン・アン・エンプティー・ストリート』に2曲参加、ライブ活動も一緒に行う。音楽プロデューサーのチリー・ゴンザレスとともにセルジュ・ゲンスブールのフォロワーであり、オムニバスのトリビュート・アルバム『セルジュ・ゲンスブールに捧ぐ』(Monsieur Gainsbourg Revisited)に「ゴンザレス、ファイスト&ダニ」名義で「Boomerang 2005 (Comme Un Boomerang)」を提供した。
『レット・イット・ダイ』のデモは、その当時、彼女の恋人であったカナダのバンド、スローンのメンバーであるクリス・マーフィーも参加していたが、この作品のヒットによって、彼女の活動拠点が一時パリに移ったことによって、長い交際期間であったものの破局した。
2007年、アルバム『リマインダー』を発表。7月のフジロックフェスティバルに参加し2度目の来日を果たした。Apple iPod nanoのCMに「1234」が起用される。2008年の第50回グラミー賞では「最優秀新人賞」「最優秀女性ポップ・ボーカル」「最優秀ポップ・ボーカル・アルバム」「最優秀短編ミュージックビデオ」の4部門にノミネートされた。
また、サイド・プロジェクトとして、現在のボーイフレンドであるケヴィン・ドリュー(Kevin Drew)率いるバンド、ブロークン・ソーシャル・シーンのメンバーとしても参加しており、こちらのバンドも北米を中心にしてとても人気がある。ブロークン・ソーシャル・シーンやキングス・オブ・コンビニエンス以外にもベックやウィルコ、モッキー、ジェイミー・リデルといった様々なアーティストともに音楽活動を行っている。
ディスコグラフィ
スタジオ・アルバム
- Monarch (Lay Your Jewelled Head Down) (1999年、Bobby Dazzler)
- 『レット・イット・ダイ』 - Let It Die (2004年、Arts & Crafts)
- 『リマインダー』 - The Reminder (2007年、Cherrytree)
- 『メタルズ』 - Metals (2011年、Cherrytree/Interscope)
- Pleasure (2017年、Universal)
- Multitudes (2023年、Polydor)
シングル
- "Mushaboom" (2004年)
- "One Evening" (2004年)
- "Inside and Out" (2005年)
- 2Secret Heart" (2006年)
- 2My Moon My Man" (2007年)
- "1234" (2007年)
- "I Feel It All" (2008年)
- "Sea Lion Woman" (2008年)
- "Honey Honey" (2008年)
- "Pleasure" (2017年)
- "Hey,That’s No Way To Say Goodbye" (2017年)
脚注
- ^ Lindsay, Cam (2017年4月10日). “A Completely Biased Ranking of the 60 Best Canadian Indie Rock Songs of the 00s Part II” (英語). VICE. 2025年10月14日閲覧。
外部リンク
固有名詞の分類
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