ツリーイング・ドッグのタイプ分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/07/15 00:07 UTC 版)
「ツリーイング・ドッグ」の記事における「ツリーイング・ドッグのタイプ分類」の解説
ツリーイング・ドッグは既出の通りサイズや獲るものによって更に分類が行われている。ちなみに、もとからさまざまな獲物をツリーイング出来るように改良が行われて作出されたものはそのまま「ツリーイング」の名を犬種名に持っている。タイプの分類は時にあいまいとなることもあったが、現在前述のもの以外は以下の4つのタイプに分類されていて、一部の例外はあるもののほとんどは犬種名にその分類名がつけられている。 カー(英:Cur) ごく一般的なツリーイング・ドッグのタイプで、獲物を木に追い詰めたときに他のツリーイング・ドッグよりも激しく吠えるものを指す。語源は諸説があるが、Curというのは犬の唸り声がもとであると考えられている。中~大型犬サイズのものが多い。 クーンハウンド(英:Coonhound) その名の通りクーン(アライグマ)を獲るために作出されたツリーイング・ドッグを指す。ちなみに、北米ではアライグマは害獣の一つとして扱われていて、害獣駆除と毛皮取りのためにクーン猟が行われている。アライグマの激しい気性に対抗するため、大きな吠え声を持つ肝っ玉で大型の犬種が多い。 ファイスト(英:Feist) 小型であるが、多目的にツリーイング猟が出来るように作り出されたものを指す。「ファイスト」の名は英語の「拳」に由来し、狩猟の際は非常に気が強くなるためにそう呼ばれるようになった。しかし、普段は大人しい中~小型犬種である。 スクウィレル・ドッグ(英:Squirrel Dog) 主にリス猟を目的に作出されたものを指す。あまり大きな獲物には興味を示さないため、他の獲物のツリーイング猟にはめったに使われない。軽量で小型の犬種のため、ファイスト同様ペットとして飼育されるものも多い。
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