日本高野連による変革と社会貢献
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「日本高等学校野球連盟」の記事における「日本高野連による変革と社会貢献」の解説
日本高校野球連盟は1997年春の第69回選抜高校野球大会から、球審コールを、ボールを先、ストライクを後とする方式を採用した。それまでは大リーグをはじめこの方式が世界基準だった。国際化やAAA大会(アジア野球連盟ジュニア選手権)などを見据えて移行することとなった。高野連は1997年2月5日開催の理事会審議を経て決定し、発表した。 なお、プロ野球日本野球機構(NPB)は2010年シーズンから変更した。社会人野球や大学野球などもこれに追随した。各球場のカウント表示も「SBO」から「BSO」へと変更された。 21世紀枠の創設による、結果だけではない努力の評価による高校球児全体への啓蒙(しかし“努力”の基準も不明瞭、との批判がある)。 2003年(平成15年)の選抜大会からは新たに明治神宮大会枠・希望枠を設けた。希望枠は2008年(平成20年)の選抜大会をもって廃止。 2006年(平成18年)の選手権大会の始球式では、人命救助で社会貢献した久美浜高校野球部の4名を指名した。 グラウンドでプレーする部員(試合)を茶化す、パロディーなどで笑いにする、など教育の一環として行われている高校野球の目的から著しく逸脱していると判断した場合には連盟が媒体に直接抗議を行い、制作に協力した施設や事業主らに対し罰則を与えるなど、放送、出版における健全性を高める運動を行っている。 日本高校野球連盟は2022年春の第94回選抜高校野球大会から、「継続試合」制度の導入を決めた。これにより「降雨コールドゲーム」、「降雨ノーゲーム、再試合」という概念はなくなり、試合中のどの時点でも、天候不良などの状況になった場合は試合を中断し、翌日以後に同じ場面から続きを行い9回(または延長)で勝負が決するまで行うこととなった。「降雨コールドゲーム」、「降雨ノーゲーム」の場合、試合で行われたプレーが記録に残らないことがあったが、そのような不合理が解消されることとなった。選手の健康面・安全面でも望ましい制度であるとされる。
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