日本の主な教育・研究組織
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/26 08:37 UTC 版)
「応用昆虫学」の記事における「日本の主な教育・研究組織」の解説
(分子昆虫学) 九州大学農学部生物資源環境学科 生物資源生産科学コース/ 大学院生物資源環境科学府 資源生物科学専攻 昆虫ゲノム科学研究室蚕学から昆虫ゲノム科学へと改名した。100年以上続く膨大なカイコの系統を持つ。カイコのゲノムを活用しタンパク質の生成を研究している。 (天敵昆虫学) 九州大学大学院農学研究院 附属生物的防除研究施設 天敵昆虫学研究室日本の応用昆虫学の本流、害虫防除を目的とした昆虫学の日本の拠点。環境にやさしい、生物が害虫を食す防除法の研究は九州大が創出し、現在も中心的存在。 (昆虫生態学・環境昆虫学) 九州大学農学部生物資源環境学科 生物資源生産科学コース/大学院生物資源環境科学府 資源生物科学専攻 昆虫学研究室 九州大学総合研究博物館主に昆虫分類学を研究しており、分類に関わる生態も扱う。400万点を超える日本最大の標本数を誇る。農学部の昆虫学研究室と博物館の持つ標本を合算すると、世界中の大学・博物館を含め昆虫標本総数では一桁の順位に入る。本昆虫学研究室は,昆虫学者を最も多く輩出している 京都大学農学部資源生物科学科/大学院農学研究科 応用生物科学専攻、地域環境科学専攻昆虫生態学研究室 京都大学理学部理学科 生物科学系/大学院理学研究科 生物科学専攻/生態学研究センター日本で最も古くからある昆虫学研究室。京大は農業生産につながる昆虫研究よりは、理学部での昆虫の生態を理解しようとする研究で、京都大自体に生態学や生物行動研究の歴史があり、自然保護や生物多様性への意識が高く、環境問題への関心を生かしている。 九州大学農学研究院 熱帯農学研究センター主に、熱帯に生息する植物や昆虫を生態学的に研究している。 大阪府立大学生命環境科学域 緑地環境科学類/大学院生命環境科学研究科 緑地環境科学専攻とにかくチョウ研究では日本一とされ、地球温暖化のチョウの分布への影響研究、チョウの保護、チョウを通じての環境問題と、その視野は広い。 東京農工大学農学部 応用生物科学科/大学院農学府 農学専攻理学部的な基礎研究が中心の数少ない大学。昆虫の生理・生化学研究からの害虫研究。 玉川大学農学部 生産農学科 昆虫科学領域/大学院農学研究科 資源生物学専攻、学術研究所 ミツバチ科学研究センターミツバチ研究の世界的拠点。世界でも珍しいミツバチに特化した研究施設を持つ。 神戸大学農学部生命機能科学科 環境生物学コース/大学院農学研究科 生命機能科学専攻応用昆虫学というよりはむしろ、昆虫学そのものの研究として、昆虫生態の本質に迫る研究。 香川大学農学部 応用生物科学科 環境科学コース/大学院農学研究科 応用生物・希少糖科学専攻アリ研究が有名。 三重大学生物資源学部 資源循環学科 農業生物学教育コース/生物資源学研究科 資源循環学専攻様々なハチを対象に幅広い。 (衛生昆虫学) 九州大学大学院農学研究院 生物資源科学府 資源生物科学専攻 衛生昆虫学研究室2018年に新たに創設された衛生昆虫学研究室。世界的に問題が拡大している「昆虫媒介性病原体」について、先端的研究による問題の解明と、これらに関する諸問題に精通した人材の育成を目標としている。 (昆虫病理学・天敵微生物学) 九州大学大学院農学研究院 附属生物的防除研究施設 天敵微生物学研究室カイコを主に利用して研究し、昆虫の(主に鱗翅目)病原菌を使って害虫の防除することを目指している。
※この「日本の主な教育・研究組織」の解説は、「応用昆虫学」の解説の一部です。
「日本の主な教育・研究組織」を含む「応用昆虫学」の記事については、「応用昆虫学」の概要を参照ください。
- 日本の主な教育・研究組織のページへのリンク