日本におけるデモとは? わかりやすく解説

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日本におけるデモ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/02 15:04 UTC 版)

デモシーン」の記事における「日本におけるデモ」の解説

日本ではデモシーンのような文化発生しなかった。デモシーン中心地欧州であるが、初期デモコモドール64Apple IIZX Spectrum等の、日本で全く普及していない海外製ホビーパソコン開発されていた。当時日本NECPC-8801シリーズPC-9801シリーズなど日本でしか普及していないパソコン御三家主流であり、また日本発の国際標準規格であるMSX国外どころか日本でも主流足りていないという状況で、1980年代中盤以前日本には海外製デモ閲覧する環境無く、従って欧州デモシーン動き日本まで知られる事もなかった。 しかし1985年発売され欧州デモシーン席巻したAmiga日本人アーティストらを中心にいくらか普及したため、彼らを通じてAmiga用の「メガデモ」が1980年代末ごろに日本流入したAmiga熱狂的なファンとして知られる平沢進80年代後半ごろから秋元きつね周囲の人に『Jaggler』などのメガデモ見せびらかしており[要出典]、1990年代中番にはビデオジョッキー藤原ヒロシスペースシャワーTV番組BUM」で『State of the Art』などの著名なメガデモいくつか紹介するなどしている。[要出典]PC-demoがインターネット通じて流通するようになった現在でも、その頃名残デモ全般を「メガデモ」と呼ぶことも多い。 1983年ヨーロッパ最大家電メーカーであるオランダフィリップスMSXニューメディア位置づけ販売開始した。その為、オランダスペインブラジル中心にヨーロッパ南米MSX普及した。特に1980年代MSXオランダで最も人気のあったコンピューターであり、コモドール社のコモドール64シンクレア社の ZX Spectrum よりも人気があった。ヨーロッパでメガデモブームがおこると、ヨーロッパMSXクリエイター各種メガデモ開発したMSX Club GHQという同人サークル1980年代後半会報誌や「MSX・FAN」や「MSXマガジン」などの雑誌通じて欧州MSXメガデモ紹介したり「ソフトベンダーTAKERU」にて同人ソフト扱い販売したりもしていた。特に「MSX・FAN」誌では海外MSXシーン動向紹介する「KOKUSAIKA」と言うコーナーでこのサークル活動がしばしば取り上げられさらにはMSX・FAN1992年11月号の付録ディスクとして、MSX Club GHQによる『ANMA'S AMUSEMENT DISK』が収録されるといった動きがあった。『ANMA'S AMUSEMENT DISK』は後にパソコン通信上に流出して広く閲覧された。当時まだラスタースクロールなどの技術日本では知られていなかった為、日本MSXユーザー大い驚かせた。MSX発祥の地ある日本ですら、MSXデモよりAmigaデモの方が有名であることは『MSXマガジン』の編集者認めるところであるが、MSX20周年である2003年にはオランダでなおも活動するデモグループによる『MSX 20th Anniversary Demo』が『MSXマガジン』によって日本紹介され、その健在振り示した現在の日本では動画共有サイト存在によって実機所有していなくともデモ閲覧することが可能である。またネット掲示板twitter存在によってデモ製作者同士連携も容易となっている。2ちゃんねる掲示板にはデモシーンに関するスレッドがあり、2009年には有志によってオンラインでのデモパーティ「2chparty」が開かれた2011年にはついにオフラインにて、日本初本格的なデモパーティとなる「Tokyo Demo Fest」が開かれた

※この「日本におけるデモ」の解説は、「デモシーン」の解説の一部です。
「日本におけるデモ」を含む「デモシーン」の記事については、「デモシーン」の概要を参照ください。

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