新白河駅 - 郡山駅間
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 05:20 UTC 版)
列車は新白河駅を経て白河駅へと到着する。新白河駅の東隣となる白河は古くは令制国時代に念珠ヶ関(ねずがせき)・勿来の関(なこそのせき)と共に、蝦夷(えみし)の侵入に備えた北方防衛の砦奥州三関の一つに数えられた白河の関が設けられた土地として知られ、古代街道の東山道にあって江戸時代には宿場町かつ城下町である。奥州街道の道中奉行管轄の終点と、延長部の起点との境となっており、現在も東北地方の玄関口に立地している。 列車はこの先、福島市の先まで丘陵地を縫うように進み標高を下げていく。沿線の平地には長閑な水田が広がり、国内第4位の米産出高を有する福島県(平成18年度農業センサス)の特徴的な風景が見られる。鏡石には文部省唱歌『牧場の朝』のモデルとなった岩瀬牧場があり、鏡石駅のホームには牧場の朝の歌詞を載せたパネルが展示されている。須賀川市に入ると徐々に住宅街が現れ、須賀川駅を通過すると再び水田と樹林の広がる郊外に入る。水郡線が右手より合流する安積永盛駅を通過すると左手に大きなイベントホールビッグパレットふくしまが現われ、都市部が目立ち始めると東北新幹線と接続し磐越西線、磐越東線、水郡線が発着する郡山駅に到着する。郡山市は明治以前は小さな宿場がある寒村に過ぎなかったが、明治初期の安積疏水の開削により現在では日本有数の米の生産地となり、何より県の中心に存在することから相次いで鉄路、道路、高速交通網の整備がなされ、南東北の一大交通拠点都市として発展した。 東北本線が通過する那須高原エリア 画面中央左右の直線が鏡石町の東北本線 須賀川市街を通過する東北本線 黒磯駅を出ると直ぐに那珂川が作る深い渓谷の橋梁を渡る。(2006年12月) 白河市郊外を通過する東北本線。(2007年1月)解説付き画像 ビッグパレットふくしま。東北本線と国道4号の間に立地する。(2007年3月) 郡山駅航空写真。郡山ビッグアイが駅そばに見える。(2006年11月)
※この「新白河駅 - 郡山駅間」の解説は、「東北本線」の解説の一部です。
「新白河駅 - 郡山駅間」を含む「東北本線」の記事については、「東北本線」の概要を参照ください。
- 新白河駅 - 郡山駅間のページへのリンク