駅そば
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ナビゲーションに移動 検索に移動駅そば(えきそば)
脚注
- ^ 伊藤唯行 (2016年3月2日). “変わる首都圏の駅そば 老舗から系列へ…画一化に嘆きも”. 朝日新聞デジタル 2016年8月10日閲覧。
- ^ のなかなおみ (2006年4月2日). “姫路駅の「黄色の名物麺」”. エキサイトニュース 2016年8月10日閲覧。
駅そば
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/02 03:57 UTC 版)
「立ち食いそば・うどん店」の記事における「駅そば」の解説
駅そば(えきそば)は、日本の鉄道駅構内において蕎麦(そば)を提供する飲食店及びその蕎麦である。多くが「立ち食いそば店」の形式で運営されている。椅子を設けている店もある。 駅構内における立ち食いそば店は、主として、駅弁を販売する業者により運営されてきた店舗と、鉄道事業者(主に旧国鉄)が余剰人員対策として直営あるいは関連会社により展開してきた店舗に大別される。明治時代後期には、そばを提供する店が軽井沢駅や北海道の長万部駅・森駅にできた。列車の停車時間や乗り換え時などの空き時間に気軽に喫食出来るサービスとしても広まる。またホーム上の駅そば店では停車時間の短縮に対応して、列車内へ持ち込めるように持ち帰り容器込みで販売される形態も広まった。 しかし元々の運営形態である「駅弁販売業者の運営」は駅弁事業の不振や経営者の高齢化により事業者が撤退、「鉄道事業者の余剰人員対策」も余剰人員そのものの整理・鉄道事業者内のグループ再編により閉店が相次いでいる。その後継として鉄道事業者系の外食企業の参入が増えており、駅そばの味付けが画一化される傾向にあると報じられている。かつてJR東日本駅構内の駅そばの大半を、同社の子会社である日本レストランエンタプライズが「あじさい茶屋」として統一した際、各店の味が同じで味も平凡なために苦情が相次いだという。一方で、素早く提供しつつ食味を向上させるため、かき揚げをおいしく揚げられる担当者育成や機械の導入、生麺への切り替えといった工夫も行われている。 系列化が進む現在も、個性的な駅そば店は首都圏を含めて多くあり、味や具の違いを楽しむ愛好家もいる。鉄道そのものの利便性が向上して駅に滞在しなければいけない時間が減少していることは、地方において駅そば店にとって逆風となっているとの指摘もある。 日本国外では韓国の主要都市駅で「駅そば」ならぬ「駅うどん」が存在するぐらいで、他の国々には「駅そば」もしくは「駅麺」の概念が薄いようである。 なお、そば・うどんを全く置かないため本項で語るべき範疇からは外れるが、ラーメン専門の立ち食い店も各地に存在する。かつては「ホームラーメン」という名称の立ち食いラーメンチェーン店が秋葉原駅・浜松町駅などの構内にあったが、2021年現在では春日部駅の野田線ホームでのみ存在する。
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