惑星エコニアの騒乱とは? わかりやすく解説

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惑星エコニアの騒乱

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/10 01:18 UTC 版)

銀河英雄伝説の戦役」の記事における「惑星エコニアの騒乱」の解説

宇宙暦788年/帝国暦479年11月タナトス星系所属する惑星エコニアは、総人口34パーセント以上を帝国軍捕虜占める「収容所惑星」である。将官捕虜はおらず捕虜構成される自治委員会存在し第2次ティアマト会戦以来実に43年収容され続けているケーフェンヒラー大佐が、一貫してその長を務めていた。そして、歳月が過ぎるうちにケーフェンヒラーはいつの間に収容所真の扱いされ、捕虜だけではなく同盟軍将兵からも一目置かれるようになっていた。 ヤン・ウェンリー少佐参事官として赴任した当時捕虜収容所所長は、コステア大佐であった大佐は裏で武器横流し公金横領行っており、「エル・ファシル英雄ヤンをその摘発にやってきた秘密監察官思い込み若手捕虜プレスブルク中尉利用しヤン謀殺目論んだプレスブルク中心とする捕虜数名が、捕虜居住棟巡回出ていた副所長ジェニングス中佐拉致して人質取り、エコニアからの脱出企てた交渉結果ジェニングスと、ヤン参事官補のパトリチェフ大尉人質交換が行われたが、ここまでコステアプレスブルクが予め打ち合わせていた通りであった以後の事についてプレスブルクどのように聞かされていたかは不明だが、コステアプレスブルク暴動乗じてヤンもろとも彼を殺し公金横領の罪もパトリチェフに押しつけることを企図していた。 プレスブルクらが立てこもっていた東十七号棟にコステア砲撃突入命じたが、コステア知らぬうちに合流していたケーフェンヒラーの手引きでヤン・パトリチェフ・プレスブルクと生き残った脱走兵窮地逃れプレスブルクとパトリチェフの働きコステア身柄確保した砲撃とばっちりジェニングス負傷していたため、エコニア軍人の最高地位にあるヤンタナトス警備管区騒乱発生鎮定報告タナトス警備管区司令官マシェーソン准将代理として参事官ムライ中佐がエコニア入りし、事態の収拾あたった拘束監視から解放されコステアは、騒乱ヤン責任申し立てたが、すでにコステアの不正蓄財調べあげていたムライは彼を断罪拘禁、のちに軍法会議にかけることを通達した。 コステア乗せられとはいえ同盟軍士官拘束したプレスブルク一週間独房入り、のちに別の収容所移送。パトリチェフは「ヤン少佐統合作戦本部秘密監察官」と発言したことのみを譴責される。ヤンおとがめなしヤンとパトリチェフの危機救い、エコニア収容所の不正を暴くのに貢献したケーフェンヒラーには恩赦与えられ釈放が決まるとともに退役大佐待遇での年金支給されることとなった騒乱聞いたキャゼルヌは、この際辺境収容所人事刷新しようという軍の思惑乗じてヤン同盟首都ハイネセン呼び戻す。ケーフェンヒラーや同じく配置換えとなったパトリチェフとともにハイネセンへと向かう途上惑星マスジットの宇宙港で、ケーフェンヒラーは心臓発作起こし急逝する。マスジットの公共墓地にケーフェンヒラーを埋葬し彼の遺品とともにハイネセン帰着したヤンと、パトリチェフは「またごいっしょ仕事できれば嬉しいですな」と握手して別れている。 のちにヤンは、この一件知遇得たパトリチェフとムライ第13艦隊幕僚迎えるが、道原かつみ漫画版でのパトリチェフのセリフによればその間8年いっしょに仕事」はできなかった模様である。 なお、小説版ではこの一件第二次ティアマト会戦秘話からめた長編螺旋迷宮(スパイラル・ラビリンス)」が、全編最終エピソードになっている1989年)。

※この「惑星エコニアの騒乱」の解説は、「銀河英雄伝説の戦役」の解説の一部です。
「惑星エコニアの騒乱」を含む「銀河英雄伝説の戦役」の記事については、「銀河英雄伝説の戦役」の概要を参照ください。

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